上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
4月14日(水) 〜20日(火)
1963年(S38)/東京映画/カラー/114分
©東宝
■原作:井上靖/脚本:八住利雄/撮影:岡崎宏三/美術:伊藤熹朔/音楽:團伊玖磨 ■出演:森繁久彌、山本富士子、新珠三千代、仲代達矢、長門裕之、大空真弓、乙羽信子、浪花千栄子、中谷一郎
傍目には何一つ不自由のない恵まれた夫婦が、それぞれ他の異性に惹かれてしまう。しかし時がたてば、二人はまた元の空虚な家庭に戻っていく──。男女の微妙な愛の動きを描いた井上靖原作を映画化。山本富士子最後の映画出演作に。 ▲
上映スケジュール
4月14日(水) 〜24日(土)
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1965年(S40)/東京映画/白黒/106分
■原作:水上勉/脚本:八住利雄/撮影:岡崎宏三/美術:伊藤熹朔/音楽:芥川也寸志 ■出演:若尾文子、大空真弓、中村賀津雄、乙羽信子、山茶花究、沢村貞子、大辻伺郎、浪花千栄子、三島雅夫
福井県小浜の遊里。ただひたすら他人に尽くし、愛を与え続けて死んだ娼婦・若尾文子の半生を、娼家の娘の眼を通して哀切たっぷりに描く。脚本に八住利雄、撮影岡崎宏三、美術伊藤熹朔と不動のパートナーを配して水上文学に取り組む。 ▲
4月18日(日) 〜20日(火)
1962年(S37)/東京映画/白黒/113分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品
■原作:壺井栄/脚本:八住利雄/撮影:岡崎宏三/美術:中古智/音楽:林光 ■出演:香川京子、星由里子、水野久美、池内淳子、山崎努、杉村春子、浪花千栄子、乙羽信子、千秋実、佐野周二
「先天性白内障」という障害をもって生まれた末娘。戦中から戦後、苦難の幾歳月。母の愛に支えられて、彼女は心豊かに成長していく──。原作は壷井栄『雨夜の星』。両親役に佐野周二と香川京子、成長した盲目の娘に星由里子。 ▲
4月18日(日) 〜24日(土)
1965年(S40)/東京映画/カラー/105分
■原作:鶴屋南北/脚本:八住利雄/撮影:村井博/美術:水谷浩/音楽:武満徹 ■出演:仲代達矢、岡田茉莉子、中村勘三郎、三島雅夫、池内淳子、大空真弓、淡路恵子、平幹二朗、小沢栄太郎、永田靖
原作は鶴屋南北の代表作『東海道四谷怪談』で、何度となく映画化され、日本映画の夏の興行には欠かせない素材。豊田四郎版は単なる「おばけ映画」にせず、貧困から抜けだそうともがく浪人・伊右衛門の人間像にクローズアップ。 ▲
4月21日(水) 〜27日(火)
1967年(S42)/東京映画/カラー/102分
■脚本:八住利雄、広沢栄/撮影:岡崎宏三/美術:小島基司/音楽:山本直純 ■出演:森繁久彌、淡島千景、伴淳三郎、乙羽信子、松山英太郎、フランキー堺、名古屋章、池内淳子、大空真弓
豊田四郎がほぼ十年ぶりに「駅前」に戻ってきたシリーズ第二十一作、「東宝創立三十五周年記念映画」でもある豪華版。「明治百年」という時事性を取り入れながら、創業百年の上野の老舗旅館と、商売敵のホテルの対立を描く。 ▲
1969年(S44)/東宝/カラー/95分
■原作:芥川龍之介/脚本:八住利雄/撮影:山田一夫/美術:村木忍/音楽:芥川也寸志 ■出演:中村錦之助、仲代達矢、内藤洋子、大出俊、下川辰平、内田喜郎、中村吉十郎、鈴木治夫、天本英世
平安朝を舞台に、時の権力者である貴族と当代随一の絵師との心理闘争を、豪華絢爛な美術と映像美で描き尽くす。原作は芥川龍之介。ダブル主演、中村錦之助VS仲代達矢の火花散る演技合戦はみごたえたっぷり。 ▲
4月25日(日) 〜5月1日(土)
1973年(S48)/芸苑社/白黒/100分
■原作:有吉佐和子/脚本:松山善三/撮影:岡崎宏三/美術:小島基司/音楽:佐藤勝 ■出演:森繁久彌、高峰秀子、田村高廣、市川泉、乙羽信子、浦辺粂子、杉葉子、篠ひろ子、中村伸郎、吉田日出子
誰もが迎える「老い」をみつめ、様々な問題を投げかけた有吉佐和子のベストセラーを映画化したもの。認知症を患い奇行を繰り返す老父と彼の世話をする嫁。二人の日常を、介護問題を越えて、人間そのものの魂のふれあいとして描く。 ▲
1967年(S42)/東京映画/白黒/102分
■脚本:松山善三/撮影:岡崎宏三/美術:狩野健/音楽:佐藤勝 ■出演:北大路欣也、星由里子、平幹二朗、田中邦衛、いしだあゆみ、宮口精二、浜田寅彦、中村たつ、福田豊土、三島雅夫、都家かつ江
不治の病に侵された長距離ドライバーと看護婦の純愛物語。星由里子が、お嬢さんタイプからの脱皮を目指して体当たりの熱演。名キャメラマン岡崎宏三による撮影も素晴らしく、トラックと列車の並走シーンは語り種になっている。 ▲
4月28日(水) 〜5月1日(土)
1964年(S39)/東京映画/白黒/119分
■原作・脚本:水木洋子/撮影:岡崎宏三/美術:水谷浩/音楽:林光 ■出演:京マチ子、池内淳子、桑野みゆき、佐田啓二、小沢栄太郎、山茶花究、名古屋章、小沢昭一、市原悦子、沢村貞子
十代で私生児を産み、水商売の世界を転々としながら、三十六歳の今日まで一人で一家を養ってきた女。男に騙され、家族に蔑まれながらも、楽観的に生きていく──。下町の雑多な風景のなか、京マチ子が生命力溢れる熱演をみせた。 ▲
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