5月19日(日)〜21日(火)

東京の暴れん坊

1960年(S35)/日活/カラー/79分

『東京の暴れん坊』写真

©日活

■監督:斎藤武市/原作:松浦健郎/脚本:石郷岡豪/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦/音楽:小杉太一郎
■出演:小林旭、浅丘ルリ子、中原早苗、小川虎之助、近藤宏、藤村有弘、小沢昭一

“銀座の次郎長”と呼ばれる洋食屋の若旦那が恋と喧嘩に大活躍する「暴れん坊」シリーズ第一作。政界の大御所と張りあったり、愚連隊を退治したり……!底抜けに明るい旭と恋人ルリ子のテンポ良い会話、ミュージカル仕立てのOPも◎。

5月19日(日)〜25日(土)

女の坂

1960年(S35)/松竹京都/カラー/107分

『女の坂』写真

©1960 松竹株式会社

■監督:吉村公三郎/原作:沢野久雄/脚本:新藤兼人/撮影:宮島義勇/美術:大角純一/音楽:黛敏郎
■出演:岡田茉莉子、佐田啓二、高千穂ひづる、河内桃子、森美樹、乙羽信子、中村鴈治郎

京銘菓の老舗を継いだ現代娘が、伝統の生菓子づくりに若い情熱を燃やし、次第に京女として成長していく──。沢野久雄の小説『五条坂』『愛する権利』を新藤兼人が脚色、吉村公三郎が監督した女性映画。岡田茉莉子の溌剌とした存在感が魅力。

5月19日(日)〜25日(土)

喜劇 駅前飯店

1962年(S37)/東京映画/カラー/95分

『喜劇 駅前飯店』写真

©TOHO CO.,LTD.

■監督:久松静児/脚本:長瀬喜伴/撮影:黒田徳三/美術:小野友滋/音楽:広瀬健次郎
■出演:森繁久彌、伴淳三郎、フランキー堺、淡島千景、淡路恵子、三木のり平、山茶花究、柳家金語楼、王貞治

日本を愛する中国人トリオ、森繁・伴淳・フランキーが中華レストランの共同経営を計画するも、まさかの仲間割れ──。「駅前」シリーズ第五作は横浜中華街が舞台。おなじみの面々が怪しげな中国語&カタコト日本語で笑いを誘う。

5月22日(水)〜28日(火)

カレーライス

1962年(S37)/東映東京/白黒/83分

『カレーライス』写真

©東映

■監督・脚本:渡辺祐介/原作:阿川弘之/脚本:舟橋和郎/撮影:田中義信/美術:中村修一郎/音楽:渡辺宙明
■出演:江原真二郎、大空真弓、沢村貞子、筑波久子、世志凡太、西村晃、花澤徳衛

勤め先の出版社が潰れたため、カレーライス屋を開店することにした元同僚男女の奮闘と胸キュンの恋模様──。原作は阿川弘之の『カレーライスの唄』。チャッカリお嬢さん・大空真弓と純朴青年・江原真二郎の絶妙なコンビネーション!

5月22日(水)〜28日(火)

夢がいっぱい暴れん坊

1962年(S37)/日活/カラー/85分

『夢がいっぱい暴れん坊』写真

©日活

■監督:松尾昭典/原作・脚本:松浦健郎/撮影:萩原泉/美術:中村公彦/音楽:池田正義
■出演:小林旭、浅丘ルリ子、郷鍈治、杉山俊夫、中村是好、桂小金治、小川虎之助、井上昭文、内田良平

“銀座の次郎長”が営むレストランの近くに超高級店が突如出現!対抗する次郎長ら若旦那会、さらに地元ヤクザも加わって、銀座八丁は大騒ぎ──。「暴れん坊」シリーズ第三作は当時流行のツイストを取り入れ、旭もごきげんに歌い踊る。

5月26日(日)〜6月1日(土)

帰って来た若旦那

1955年(S30)/東宝/白黒/91分

『帰って来た若旦那』写真

©TOHO CO.,LTD.

■監督:青柳信雄/原案:楓誠二/脚本:若尾徳平/撮影:遠藤精一/美術:北猛夫、清水喜代志/音楽:佐藤勝
■出演:鶴田浩二、司葉子、柳家金語楼、清川虹子、北川町子、藤間紫、平田昭彦、千秋実

アメリカ留学から帰ってきた老舗カステラ屋の若旦那・鶴田浩二と、新興ベーカリーの一人娘・司葉子をめぐるユーモラスな恋愛葛藤。親同士が商売敵!昔気質のがんこ者・柳家金語楼VS豪傑女社長・清川虹子の対決もみもの。

5月26日(日)〜6月1日(土)

「可否道」より なんじゃもんじゃ

1963年(S38)/松竹大船/白黒/109分

『「可否道」より なんじゃもんじゃ』写真

©1963 松竹株式会社

■監督:井上和男/原作:獅子文六/脚本:白坂依志夫/撮影:堂脇博/美術:梅田千代夫/音楽:山本直純
■出演:森光子、川津祐介、加賀まりこ、長門裕之、加東大介、津川雅彦、三井弘次

年増のTVタレントと、ヒモ同然の年下舞台装置家。このカップルの危機に、ちょっとややこしいコーヒー通たちも絡んで微苦笑喜劇が繰り広げられる。原作は獅子文六のユーモア小説。“なんじゃもんじゃ”という珍しい題名は作者自身が提案したもの。

5月29日(水)〜6月4日(火)

古都憂愁 姉いもうと

1967年(S42)/大映京都/カラー/90分

『古都憂愁 姉いもうと』写真

©KADOKAWA 1967

■監督:三隅研次/原作:川口松太郎/脚本:依田義賢/撮影:武田千吉郎/美術:内藤昭/音楽:小杉太一郎
■出演:藤村志保、若柳菊、八千草薫、船越英二、長谷川明男、伊藤栄子、河内桃子、藤岡琢也

川口松太郎の短篇集『古都憂愁』より依田義賢が脚色。老舗料亭を受け継いだ美人姉妹の確執と和解の物語を、三隅研次監督が叙情豊かに描いたもの。平安神宮、祇王寺、清水寺など名所旧跡はもちろん、京の味覚が存分に目で楽しめる。

5月29日(水)〜6月4日(火)

社長道中記

1961年(S36)/東宝/カラー/90分

『社長道中記』写真

©TOHO CO.,LTD.

■監督:松林宗恵/原作:源氏鶏太/脚本:笠原良三/撮影:鈴木斌/美術:浜上兵衛/音楽:古関裕而
■出演:森繁久彌、小林桂樹、加東大介、三木のり平、団令子、新珠三千代、淡路恵子、浜美枝

新製品の缶詰売りだしに大ハリキリの森繁社長と、浮気防止の随行社員・小林桂樹らが繰り広げる爆笑出張旅行。東宝十八番のサラリーマン喜劇「社長」シリーズ第十作。お楽しみの接待では「森の石松カンヅメ道中」「カンヅメ踊り」など珍芸が続出。

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