■監督・脚本:鈴木重吉/原作:藤森成吉/撮影:塚越成治
■出演:高津慶子、藤間林太郎、小島洋々、牧英勝、濱田格
大阪で一時代を築いたもののスタジオが焼失、残存フィルムがほとんどない帝キネの代表作。創業者・山川吉太郎の孫である暉雄が、執念でロシアのゴス・フィルモフォンドより見つけ出し、太田教授の手で復元された。波乱に満ちた捜索の顛末も、映画に負けない手に汗握る面白さだ。上映機会は極めて少なく、今回の目玉作品のひとつといえる。 ▲
※適正映写速度が作品によって異なるサイレントフィルムに関して、当館では映写機の仕様上、24fpsでの上映となります。
あらかじめご了承下さい。以下に記載の上映時間も映写速度24fpsの場合です。
1月13日(水) 〜16日(土) 、20日(水) 〜23日(土)
1930年(S5)/帝国キネマ/白黒/サイレント/78分 ※サウンド版
1月17日(日) 〜19日(火)
1925年(T14)/東亜等持院/白黒/サイレント/62分 ◯東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
text by 高槻真樹