上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
2月26日(日)〜28日(火)
1957年(S32)/日活/白黒/110分
©日活
■脚本:田中啓一、川島雄三、今村昌平/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦、千葉一彦/音楽:黛敏郎 ■出演:フランキー堺、左幸子、南田洋子、石原裕次郎芦川いづみ、岡田真澄、市村俊幸、二谷英明、金子信雄
「居残り佐平次」などの古典落語に材をとり、幕末の騒乱のなかを軽快に泳ぐ自由人・佐平次と、彼に関わる人々を描いた傑作時代劇コメディ。廓で繰り広げられるドタバタに、ふとみえ隠れするニヒリズム。フランキー堺、渾身の名演技。 ▲
上映スケジュール
2月26日(日)〜3月4日(土)
1952年(S27)/松竹大船/白黒/95分 ※英語字幕付
©1952 松竹株式会社
■原作:富田常雄/脚本:川島雄三/撮影:西川亨/美術:逆井清一郎/音楽:木下忠司 ■出演:佐野周二、津島恵子、角梨枝子、高橋貞二、幾野道子、坂本武、三井弘次、小園蓉子、徳大寺伸、設楽幸嗣
長屋住まいの青年医師、通称「とんかつ大将」を中心に交錯する下町の人間模様──。大病院増築にともなう立ち退き騒動と、複雑に絡みあう三角関係。原作は『姿三四郎』で有名な富田常雄の小説で、川島雄三松竹時代の佳篇。 ▲
1953年(S28)/松竹大船/白黒/96分 ※16mm
©1953 松竹株式会社
■原作:藤沢桓夫/脚本:富田義朗/撮影:高村倉太郎/美術:逆井清一郎/音楽:木下忠司 ■出演:月丘夢路、三橋達也、高橋貞二、大坂志郎、水原真知子、北原三枝、芦川いづみ、坂本武、多々良純、丹下キヨ子
舞台は東京郊外の社員住宅。お隣同士に住み、何かにつけて張りあう東京マダムVS大阪夫人を中心に、当時のサラリーマン家庭の暮らしぶりがテンポよく描かれる。川島雄三にスカウトされた芦川いづみが本作で銀幕デビュー。 ▲
3月1日(水)〜7日(火)
1960年(S35)/東京映画/カラー/103分
©TOHO CO., LTD.
■原作:由起しげ子/脚本:八住利雄、柳沢類寿、川島雄三/撮影:安本淳/美術:小島基司/音楽:真鍋理一郎 ■出演:淡島千景、新珠三千代、川口知子、三橋達也、フランキー堺、伊藤雄之助、田崎潤
高級バーや料亭の並ぶ赤坂を背景に、性格の異なる三姉妹──淡島千景、新珠三千代、川口知子がそれぞれの生き方を貫く姿を、当時の世相や事件を盛りこみながら描いた風俗映画。加藤武の小気味よいナレーションで街の様子が語られていく。 ▲
1961年(S36)/東宝/白黒/85分
■原作:獅子文六/脚本:笠原良三/撮影:遠藤精一/美術:小川一男/音楽:真鍋理一郎 ■出演:フランキー堺、団令子、白川由美、中島そのみ、柳川慶子、横山道代、太刀川寛、沢村貞子、滝田裕介、小沢栄太郎
東京から大阪へ向かう特急列車「こだま」。食堂車のコック助手フランキー&ウェイトレス団令子の恋を中心に、お見合い、スリ、爆弾騒ぎ……と珍事件続出の車内風景をユーモラスに描いた群像劇。原作は獅子文六の『七時間半』。 ▲
3月5日(日)〜7日(火)
1956年(S31)/日活/白黒/79分 ◯国立映画アーカイブ所蔵作品
■原作:丹羽文雄/脚本:柳沢類寿、川島雄三/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦/音楽:真鍋理一郎 ■出演:三橋達也、南田洋子、轟夕起子、大坂志郎、金子信雄、小杉勇、高野由美、渡辺美佐子、小林旭
若き人妻・南田洋子と彼女を慕うプレイボーイの青年実業家・三橋達也、二人の子どもを抱えて生きる未亡人・轟夕起子と病妻持ちの出版社部長・大坂志郎。二組の不倫話が同時進行する。小林旭のデビュー作としても知られる文芸メロドラマ。 ▲
3月5日(日)〜11日(土)
1951年(S26)/松竹大船/白黒/84分 ※16mm
©1951 松竹株式会社
■原作:中野実/脚本:中山隆三/撮影:西川亨/美術:逆井清一郎/音楽:木下忠司 ■出演:若原雅夫、津島恵子、幾野道子、小林トシ子、大坂志郎、坂本武、吉川満子、西條鮎子、細川俊夫、増田順二
結婚適齢期の、元華族の娘たちの恋愛群像を軽快に描いた一篇。姉の縁談が破棄されたことに憤慨し、妹は直談判へ。寝こみを襲ったのはよいが、相手は引っ越してきたばかりの見知らぬ青年だった! 勘違い、すれ違いからの素敵なめぐりあわせ。 ▲
3月8日(水)〜11日(土)、15日(水)〜18日(土)
1962年(S37)/東京映画/カラー/101分
■原作:山本周五郎/脚本:新藤兼人/撮影:岡崎宏三/美術:小島基司/音楽:池野成 ■出演:森繁久彌、フランキー堺、池内淳子、左幸子、中村メイコ、乙羽信子、丹阿弥谷津子、東野英治郎、山茶花究、桂小金治
都会生活に疲れ、江戸川下流の漁師町「浦粕」へやってきた作家先生・森繁と、人間味あふれる住人たちとの一風変わった交流を描いたもの。原作は山本周五郎の自伝的小説。「印象派」を狙ったという岡崎宏三の撮影も素晴らしい。 ▲
3月8日(水)〜14日(火)
1944年(S19)/松竹下加茂/白黒/67分 ※16mm
©1944 松竹株式会社
■原作・脚本:織田作之助/撮影:斎藤毅/美術:小島基司/音楽:大澤壽人 ■出演:佐野周二、田中絹代、笠智衆、三浦光子、吉川満子、日守新一、小堀誠、文谷千代子、坂本武、辻照八、草島競子、山路義人
戦地から帰還し、見合いを控えた軍医・佐野周二が、様々な女性とぎこちなく交流する──。戦時下の空気を感じさせない、川島雄三の記念すべき監督デビュー作。織田作之助が自作『清楚』『木の都』を脚色している。 ▲
1958年(S33)/東京映画/白黒/100分
■原作:川端康成/脚本:田中澄江、井手俊郎、川島雄三/撮影:飯村正/美術:小島基司/音楽:黛敏郎 ■出演:原節子、森雅之、久我美子、香川京子、三橋達也、石濱朗、太刀川洋一、中北千枝子、丹阿弥谷津子
死刑囚の娘を預かる弁護士夫婦のもとに、家出娘が転がりこむ。彼女の小悪魔的な振る舞いはやがて平穏な日々に波紋を呼び──。東宝傘下の東京映画と新たに契約、監督した文芸篇。OPには丸山(美輪)明宏が出演、主題歌を披露する。 ▲
見出し内写真:『貸間あり』撮影現場にて ©TOHO CO., LTD.
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