上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
写真提供:(株)マツダ映画社
10月13日(水) 〜16日(土)
1941年(S16)/大都映画/白黒/111分 ※16mm
■監督:白井戦太郎/脚本:湊邦三/原作:白井喬二/撮影:広川朝次郎 ■出演:阿部九洲男、琴糸路、水川八重子、大乗寺八郎、水原洋一、大瀬惠二郎
江戸市中に出回る贋金を巡って、隠密親子と、その父を敵と狙う武士・宇家田輝雪(近衛)が敵となり味方となって火花を散らす。主演は大都のトップスター・阿部九洲男、監督は近衛を亜細亜映画で主演デビューさせた白井戦太郎。 ▲
上映スケジュール
(c)東映
10月13日(水) 〜19日(火)
1964年(S39)/東映京都/白黒/100分
■監督・脚本:加藤泰/脚本:鈴木則文/原作:紙屋五平/撮影:川崎新太郎/美術:井川徳道 ■出演:内田良平、桜町弘子、曽我廼家明蝶、河原崎長一郎、藤純子、大木実
加藤泰は『怪談 お岩の亡霊』と本作で、殺陣を披露しない演技者・近衛を求め、近衛もまたそれを演じきった。破天荒な暴れ者、車夫の中井辰五郎は芸者・喜美奴に一途な愛をささげる。近衛は二人を見守る柔術家・光川弥太郎。 ▲
1964年(S39)/東映京都/白黒/86分
■監督:倉田準二/脚本:高田宏治/原作:紙屋五平/撮影:わし尾元也/美術:吉村晟 ■出演:大友柳太朗、河原崎長一郎、宗方奈美、岡田千代、林真一郎、香川良介、北竜二
東映での柳生十兵衛シリーズ最終作にして最高傑作。新蔭流正統の名を巡って、柳生に挑戦してきた幕屋大休を、スター復帰後初めて悪役を演じる大友柳太朗が勤め、十兵衛(近衛)と、まさしく死闘と呼ぶにふさわしい戦いを展開する。 ▲
10月17日(日) 〜23日(土)
1962年(S37)/東映京都/カラー/83分
■監督:河野寿一/脚本:結束信二、若井基成/原作:観世光太/撮影:山岸長樹 ■出演:美空ひばり、里見浩太郎、花房錦一、西崎みち子、原田甲子郎、北竜二、原健策
松竹でも共演し、交流もあったという美空ひばりに付き合ったコミカルな時代劇。お家騒動に巻き込まれ、江戸から浜松に旅するお君と寛太の前に現れる浪人・伊丹隼人(近衛)。あるときは味方、あるときは敵、寛太と伊丹隼人の正体とは? ▲
1964年(S39)/東映京都/カラー/91分
■監督・脚本:小沢茂弘/脚本:村尾昭/撮影:古谷伸/美術:井川徳道/音楽:斎藤一郎 ■出演:鶴田浩二、松方弘樹、大木実、島倉千代子、藤純子、丹波哲郎、片岡千恵蔵
現代劇での大敵役が珍しい一本。洋服姿で気障な悪役・滝岡を演じる。かつて、『鳴門秘帖』の立ち回りで怯えさせたという鶴田浩二を主役として立て、観客の憎しみを一身に背負って惨めな死に様を見せる。近衛円熟期の演技である。 ▲
10月20日(水) 〜26日(火)
1962年(S37)/東映京都/白黒/84分
■監督:内出好吉/脚本:笠原和夫/撮影:杉田正二/美術:塚本隆治/音楽:木下忠司 ■出演:北沢典子、木村俊恵、菅貫太郎、佐藤慶、原田甲子郎、片岡栄二郎、伏見扇太郎
共演者、佐藤慶も「記憶に残る作品」と語った、笠原和夫脚本の異色の時代劇。暗殺の横行する幕末の京都で、人間性を捨てきれず破滅していく暗殺者・志戸原兼作(近衛)を描く。悲しい因縁に絡め取られていく町娘・お鶴(北沢典子)が印象的。 ▲
1963年(S38)/東映京都/白黒/88分
■監督:松田定次/脚本:村松道平/撮影:山岸長樹/美術:吉村晟 ■出演:大友柳太朗、丘さとみ、河原崎長一郎、藤原釜足、戸上城太郎、佐藤慶、三島雅夫
後に『十三人の刺客』で再利用される大セットで撮影された戦国絵巻。『十七人の忍者』に次ぐ大友柳太朗とのベテラン同士の対決が魅せる。北条家を飛び出した武士・稲葉弥十郎に差し向けられた追っ手は弓の名手・鬼塚市兵衛(近衛)だった。 ▲