7月6日(日) 〜8日(火)
祇園囃子
1953年(S28)/大映京都/白黒/84分
■監督:溝口健二/脚本:依田義賢/原作:川口松太郎/撮影:宮川一夫/美術:小池一美 ■出演:木暮実千代、若尾文子、河津清三郎、進藤英太郎、浪花千栄子、菅井一郎、田中春男
伝統的な義理と人情に生きる姉芸妓と、現代的な戦後派娘の妹舞妓を主人公に、その独特なしきたりや人間模様など、祇園の世界をつぶさに描きだした傑作。木暮実千代の色香と若尾文子の愛くるしさ、そして浪花千栄子の貫禄が印象的。
(c)角川映画
7月6日(日) 〜8日(火)
1953年(S28)/大映京都/白黒/84分
■監督:溝口健二/脚本:依田義賢/原作:川口松太郎/撮影:宮川一夫/美術:小池一美 ■出演:木暮実千代、若尾文子、河津清三郎、進藤英太郎、浪花千栄子、菅井一郎、田中春男
伝統的な義理と人情に生きる姉芸妓と、現代的な戦後派娘の妹舞妓を主人公に、その独特なしきたりや人間模様など、祇園の世界をつぶさに描きだした傑作。木暮実千代の色香と若尾文子の愛くるしさ、そして浪花千栄子の貫禄が印象的。
7月6日(日) 〜12日(土)
1963年(S38)/松竹京都/カラー/105分
■監督:中村登/脚本:権藤利英/原作:川端康成/撮影:成島東一郎/美術:大角純一/音楽:武満徹 ■出演:岩下志麻、吉田輝雄、早川保、長門裕之、環三千世、千之赫子、宮口精二、東野英治郎、浪花千栄子
離ればなれに育った双子の姉妹が偶然再会、一人の男性をめぐって愛の波紋が広がっていく──。春の平安神宮、夏の祇園祭、秋の時代祭…。多くの名所古跡と豊かな京都の風物を背景に、姉妹の奇しき恋路と微妙な娘ごころが描かれる。
(c)東宝
7月6日(日) 〜12日(土)
1963年(S38)/宝塚映画/カラー/92分
■監督:佐伯幸三/脚本:井手俊郎/原作:茂木草介/撮影:梁井潤/美術:加藤雅俊/音楽:宮川泰 ■出演:伊藤エミ、伊藤ユミ、園井啓介、中尾ミエ、伊東ゆかり、園まり、乙羽信子、谷啓、田辺靖雄、浜美枝
祇園の舞妓・トリ子と歌手のヒナ子は双子の姉妹。リサイタルのために帰郷したヒナ子が交通事故を起こしてしまい、トリ子は替玉として舞台へあがることに…。ザ・ピーナッツがだらりの帯にぽっくり姿で大活躍。乙女の恋と夢を描いた青春明朗篇。
(c)角川映画
7月9日(水) 〜15日(火)
1962年(S37)/大映京都/パートカラー/98分
■監督・脚本:川島雄三/脚本:舟橋和郎/原作:水上勉/撮影:村井博/美術:西岡善信/音楽:池野成 ■出演:若尾文子、三島雅夫、木村功、高見国一、中村鴈治郎、山茶花究、菅井きん、西村晃
衣笠山の麓。戒律きびしい禅寺の奥深くで、愛欲にふける住職と愛人、そしてその痴態をのぞきみる少年僧の異常な関係を綴った異色文芸作品。寺という密室の中で繰り広げられる奇妙な三角関係は、やがて思わぬ事件へと発展していく…。
(c)東映
7月9日(水) 〜15日(火)
1969年(S44)/東映京都/カラー/89分
■監督・脚本:石井輝男/撮影:わし尾元也/美術:鈴木孝俊/音楽:八木正生 ■出演:橘ますみ、若杉英二、吉田輝雄、カルーセル麻紀、賀川雪絵、花柳幻舟、小池朝雄、由利徹
木屋町のバーのママ・典子は、会社社長・深畑との関係を断ち切れずに苦悩。しかもこの男、常軌を逸した行動で典子を震え上がらせるのだった…。京都のバーのママが体験したストーカー話をもとに映画化。変態行為の限りをつくす若杉英二の怪演がみもの。
(c)東映
7月13日(日) 〜19日(土)
1984年(S59)/東映京都/カラー/139分
■監督:中島貞夫/脚本:松田寛夫/原作:宮尾登美子/撮影:森田富士郎/美術:井川徳道、佐野義和 ■出演:名取裕子、風間杜夫、岡田茉莉子、三田村邦彦、佐藤慶、高峰三枝子、水沢アキ、三田佳子
明治の世に、しかも古い慣習を尊ぶ古都・京都で、未婚の母として、芸術家として強く生き抜いた女流画家──。上村松園の波瀾に満ちた生涯を描いた宮尾登美子の同名小説を映画化したもの。ヒロイン・津也の人生が、愛と芸術の間で激しく燃える。
(c)ATG
7月13日(日) 〜19日(土)
1976年(S51)/たかばやしよういちプロ、映像京都、ATG/カラー/110分
■監督・脚本:高林陽一/原作:三島由紀夫/撮影:森田富士郎/美術:西岡善信 ■出演:篠田三郎、柴俊夫、横光勝彦、島村佳江、内田朝雄、水原ゆう紀、市原悦子、加賀まりこ
三島由紀夫の同名小説を高林陽一が脚色・監督、市川崑の『炎上』につぐ二度目の映画化。金閣寺を美の象徴として憧憬していた青年が、自らそれを焼失させるまでの心の屈折を壮烈な映像で描く。大量の金箔を用いたラストの炎上シーンは圧巻。
(c)角川映画
7月16日(水) 〜22日(火)
1951年(S26)/大映京都/白黒/97分 ※16mm
■監督・脚本:新藤兼人/撮影:竹村康和/美術:水谷浩/音楽:木下忠司 ■出演:乙羽信子、宇野重吉、菅井一郎、滝沢修、殿山泰司、清水将夫、英百合子
無名のシナリオライター・沼崎は、新妻を伴い京都へ。大監督・坂口のはからいで脚本を書きあげたが、厳しく批判されてしまい…。京都で修行時代を過ごした新藤兼人の半自伝的物語。彼を励まし、支えた夫人との交流を描き、爽やかな感動を呼ぶ。
見出し内写真:『祇園囃子』1953年/溝口健二 (c)角川映画