4月22日(日) 〜24日(火)

ああ爆弾

1964年(S39)/東宝/白黒/95分

『ああ爆弾』写真

©1964 東宝

■原作:コーネル・ウールリッチ/脚本:岡本喜八/撮影:宇野晋作/美術:阿久根巌/音楽:佐藤勝
■出演:伊藤雄之助、越路吹雪、砂塚秀夫、中谷一郎、有島一郎、重山規子、北あけみ、沢村いき雄、天本英世、二瓶正也

昔気質の大親分がシャバに戻ると様子は一変。組は新興ボスに乗っとられ、ドスを片手の殴りこみも失敗。ついには万年筆爆弾で復讐を試みる!狂言、浪曲、ジャズにワルツまで。C・ウールリッチ『万年筆』をミュージカル仕立てで翻案した大怪作。

4月22日(日) 〜28日(土)

結婚のすべて

1958年(S33)/東宝/白黒/84分

『結婚のすべて』写真

©1958 東宝

■脚本:白坂依志夫/撮影:中井朝一/美術:阿久根巌/音楽:馬渡誠一
■出演:雪村いづみ、新珠三千代、上原謙、三橋達也、仲代達矢、団令子、山田真二、ミッキー・カーチス、藤木悠、藤間紫、白石奈緒美、森啓子

現代娘のヒロインは、見合結婚で平凡を絵に描いたような姉夫婦の生活ぶりが気にくわない。断然、情熱的な恋愛結婚を夢みるが──。モダンな感覚で当時の風俗をきりとった岡本喜八の鮮烈なデビュー作。監督昇進を祝いスタアが多数友情出演。

4月22日(日) 〜28日(土)

暗黒街の顔役

1959年(S34)/東宝/カラー/101分

『暗黒街の顔役』写真

©1959 東宝

■脚本:西亀元貞、関沢新一/撮影:中井朝一/美術:阿久根巌/音楽:伊福部昭
■出演:鶴田浩二、宝田明、三船敏郎、白川由美、草笛光子、夏木陽介、佐藤允、ミッキー・カーチス、河津清三郎、田中春男

ギャングの世界に生きる兄弟。弟が足を洗おうとしたことから組織内で孤立、二人は窮地に追いこまれていく──。『結婚のすべて』『若い娘たち』と、軽快な青春映画を手がけてきた岡本喜八が初のアクションものに挑んで本領発揮。

4月25日(水) 〜5月1日(火)

独立愚連隊

1959年(S34)/東宝/白黒/108分

『独立愚連隊』写真

©1959 東宝

■脚本:岡本喜八/撮影:逢沢譲/美術:阿久根巌/音楽:佐藤勝
■出演:佐藤允、雪村いづみ、三船敏郎、鶴田浩二、夏木陽介、上原美佐、江原達怡、南道郎、中谷一郎、中丸忠雄、ミッキー・カーチス、瀬良明、中北千枝子

終戦間近の北支戦線。“独立愚連隊”と呼ばれるならず者部隊に潜入した従軍記者の目的とは──。魅力溢れるキャラクター、ダイナミックなアクション、ユーモアも交えたイキな演出。岡本喜八の名を一躍知らしめた西部劇タッチの痛快戦争活劇。

4月25日(水) 〜5月1日(火)

斬る

1968年(S43)/東宝/白黒/114分

『斬る』写真

©1968 東宝

■原案:山本周五郎/脚本:岡本喜八、村尾昭/撮影:西垣六郎/美術:阿久根巌/音楽:佐藤勝
■出演:仲代達矢、高橋悦史、星由里子、東野英治郎、神山繁、中丸忠雄、久保明、岸田森、中村敦夫、田村奈巳、土屋嘉男

舞台は江戸末期、圧政に苦しむ上州のある藩。ぶらりと現れた二人の剣豪が、若侍たちの藩政改革に巻きこまれていく──。原案は山本周五郎の『砦山の十七日』。斬って、斬って、斬りまくる喜八エンターテインメントの真髄。

4月29日(日) 〜5月5日(土)

ダイナマイトどんどん

1978年(S53)/大映映画/カラー/143分

『ダイナマイトどんどん』写真

©KADOKAWA 1978

■原作:火野葦平/脚本:井手雅人、古田求/撮影:村井博/美術:竹中和雄/音楽:佐藤勝
■出演:菅原文太、北大路欣也、宮下順子、嵐寛寿郎、フランキー堺、金子信雄、田中邦衛、岸田森、中谷一郎、桜町弘子

終戦直後の北九州。地元やくざの抗争を民主的に解決しようと野球大会が開かれた!しかしそこは懲りない面々。スパイクの先を尖らせたり、バットに鉛を埋めこんだりの殺人試合となっていく──。破天荒で痛快なスポーツやくざ映画の登場。

5月2日(水) 〜8日(火)

独立愚連隊西へ

1960年(S35)/東宝/白黒/107分

『独立愚連隊西へ』写真

©1960 東宝

■原作:蓮本修/脚本:関沢新一、岡本喜八/撮影:逢沢譲/美術:阿久根巌/音楽:佐藤勝
■出演:佐藤允、加山雄三、水野久美、久保明、フランキー堺、江原達怡、中丸忠雄、中谷一郎、平田昭彦、堺左千夫

消えた軍旗探索に向かうはみだし者部隊。押し寄せる様々な危機に、果たして無事、取り戻すことができるのか──。『独立愚連隊』のヒットを受けて、再び手がけた戦争アクション。喜八タッチはますます快調、前作を凌ぐスケールの作品に。

5月2日(水) 〜8日(火)

ある日わたしは

1959年(S34)/東宝/カラー/104分

『ある日わたしは』写真

©1959 東宝

■原作:石坂洋次郎/脚本:岡田達門、井手俊郎/撮影:飯村正/美術:村木与四郎/音楽:佐藤勝
■出演:上原美佐、宝田明、水野久美、山田真二、星由里子、田村まゆみ、上原謙、三宅邦子、宮口精二、沢村貞子

洋裁学校に通うお嬢さんが、県人会のパーティで医大生と知りあう。ところが母親は二人の交際に大反対、何か特別な理由がありそうで──。岡本喜八には珍しい青春メロドラマ。東京・岡山を舞台に、親子二代にわたる純愛が爽やかに描かれる。

5月6日(日) 〜12日(土)

1965年(S40)/東宝、三船プロダクション/白黒/122分

『侍』写真

©1965 東宝

■原作:郡司次郎正/脚本:橋本忍/撮影:村井博/美術:阿久根巌/音楽:佐藤勝
■出演:三船敏郎、小林桂樹、新珠三千代、八千草薫、伊藤雄之助、江原達怡、平田昭彦、杉村春子、志村喬、東野英治郎、松本幸四郎

井伊直弼暗殺でのしあがろうと野心を燃やす無頼の徒・新納鶴千代のあまりに非情で哀しい運命──。郡司次郎正の『侍ニッポン』を橋本忍が脚色、「桜田門外の変」を題材にした骨太の人間ドラマ。井伊大老襲撃シーンはまさに凄絶。

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