6月30日(水) 〜7月6日(火)

はだしの花嫁

1962年(S37)/松竹大船/カラー/83分

『はだしの花嫁』写真

©1962 松竹株式会社

■監督:番匠義彰/脚本:菅野昭彦/撮影:生方敏夫/美術:逆井清一郎/音楽:牧野由多可
■出演:鰐淵晴子、倍賞千恵子、寺島達夫、山本豊三、早川保、環三千世、佐野周二、月丘夢路、南原宏治、三井弘次、桜むつ子

瀬戸内海を舞台に、電源開発技師・寺島達夫をめぐって、週刊誌記者・鰐淵晴子と、その父・佐野周二の親友・三井弘次の娘・倍賞千恵子が、恋のさやあてを繰り広げる明朗喜劇。スピーディな番匠演出が楽しい「花嫁」シリーズの快作!

6月30日(水) 〜7月6日(火)

女弥次㐂多 タッチ旅行

1963年(S38)/松竹大船/カラー/89分

『女弥次喜多 タッチ旅行』写真

©1963 松竹株式会社

■監督・脚本:上村力/撮影:堂脇博/美術:平高主計/音楽:伊部晴美
■出演:牧紀子、弘田三枝子、岩本多代、吉田輝雄、宗方勝巳、高宮敬二、渥美清、三木のり平、八波むと志、若水ヤエ子、由利徹、千葉信男、藤原釜足

弘田三枝子、岩本多代、牧紀子の三人組が、知り合いを次々訪ねる「タッチ旅行」で東北へ。弘田のパンチのある歌声、渥美清、三木のり平、由利徹などの喜劇人、場面転換のミュージカルやアニメなど、楽しさいっぱいの快作コメディ!

7月4日(日) 〜10日(土)

ちんじゃらじゃら物語 (改題『喜劇 出たとこ勝負』)

1962年(S37)/松竹京都/カラー/91分

『ちんじゃらじゃら物語 (改題『喜劇 出たとこ勝負』)』写真

©1962 松竹株式会社

■監督:堀内真直/原案:小野田勇/脚本:若井基成、柴田夏余/撮影:川原崎隆夫/美術:武田殷一/音楽:木下忠司
■出演:伴淳三郎、フランキー堺、加東大介、三木のり平、有島一郎、藤山寛美、岩下志麻、月丘夢路

パチンコ発祥の地・名古屋。日本一の釘師(伴淳三郎)が住む地域の再開発をめぐる騒動をオールスター東西喜劇人が繰り広げる風俗喜劇。フランキー堺、三木のり平、有島一郎、藤山寛美が次々登場。主題歌はハナ肇とクレージーキャッツ!

7月4日(日) 〜10日(土)

太陽を抱く女

1964年(S39)/松竹大船/カラー/85分

『太陽を抱く女』写真

©1964 松竹株式会社

■監督:番匠義彰/脚本:富田義朗/撮影:長岡博之/美術:逆井清一郎/音楽:牧野由多可
■出演:真理明美、久保菜穂子、清水まゆみ、山本豊三、三ツ矢歌子、小坂一也、菅原文太、柳沢真一、杉浦直樹、沢村貞子、佐野周二

南家のお手伝い・光子(真理明美)は、持ち前の明るさと賢さで家族の人気者になるが、長男・柳沢真一の会社のCMに出演して……。『モンローのような女』でデビューした真理明美の美しさが、周囲を混乱させる異色のホームコメディ。

7月7日(水) 〜13日(火)

さまざまの夜

1964年(S39)/松竹大船/カラー/84分

『さまざまの夜』写真

©1964 松竹株式会社

■監督:番匠義彰/原作:菊村到/脚本:三村晴彦/撮影:太田喜晴/美術:逆井清一郎/音楽:牧野由多可
■出演:勝呂誉、北林早苗、津川雅彦、三ツ矢歌子、山内明、南田洋子、富永美沙子、初名美香、沢村貞子、山形勲

菊村到の原作を助監督・三村晴彦が脚色。潔癖なヒロイン・北林早苗は、恋人・勝呂誉の情熱を受け入れることが出来ずにいる。セックスへの不安と期待で苦悩する。様々な世代の愛のかたちを、番匠義彰が巧みに描く青春メロドラマ。

7月7日(水) 〜13日(火)

渚を駈ける女

1964年(S39)/松竹大船/カラー/77分

『渚を駈ける女』写真

©1964 松竹株式会社

■監督:酒井欣也/脚本:元持栄美/撮影:厚田雄春/美術:浜田辰雄/音楽:伊福部昭
■出演:路加奈子、吉田輝雄、川津祐介、佐野周二、高峰三枝子、山内明、初名美香、千石規子、水島真哉、浅茅しのぶ、岡部健、青山宏

高校三年生の娘(路加奈子)の婚約者(吉田輝雄)と関係を持ってしまう母(高峰三枝子)。それを知った娘の絶望と母子の断絶。若松孝二『不倫のつぐない』や武智鉄二『白日夢』の主演・路加奈子をヒロインに迎えた異色のメロドラマ。

7月11日(日) 〜17日(土)

ウナ・セラ・ディ東京

1965年(S40)/松竹大船/カラー/81分

『ウナ・セラ・ディ東京』写真

©1965 松竹株式会社

■監督:番匠義彰/脚本:山根優一郎/撮影:川又昂/美術:逆井清一郎/音楽:宮川泰、牧野由多可
■出演:鰐淵晴子、園井啓介、待田京介、久保菜穂子、山形勲、吉田裕一、中西杏子、野々村潔、高野真二、穂積隆信、水島真哉、永井秀明

ザ・ピーナッツの同名ヒット曲をモチーフにした番匠義彰によるシックな恋愛ドラマ。旅行代理店に勤めるヒロイン・鰐淵晴子が、駐在先のニューヨークで妻に先立たれた男・園井啓介に強く惹かれる。川又昂撮影による札幌・雪まつりロケも効果的。

7月11日(日) 〜17日(土)

おしゃべりな真珠

1965年(S40)/松竹大船/白黒/87分

『おしゃべりな真珠』写真

©1965 松竹株式会社

■監督:川頭義郎/原作:今東光/脚本:馬場当/撮影:荒野諒一/美術:梅田千代夫/音楽:いずみたく
■出演:伊東ゆかり、島かおり、金子勝美、竹村ナナヱ、香山美子、津島恵子、川津祐介、早川保、三上真一郎、大辻伺郎、池部良

伊東ゆかりの同名ヒット曲をモチーフに、高校時代の仲良しスチュワーデス(伊東)、モデル(金子勝美)、雑誌記者(島かおり)、大学生(竹村ナナヱ)たちの恋愛、セックスへの期待を綴る。「週刊女性」連載の今東光の同名小説の映画化。

7月14日(水) 〜20日(火)

とめてくれるなおっ母さん

1969年(S44)/松竹/白黒/86分

『とめてくれるなおっ母さん』写真

©1969 松竹株式会社

■監督・脚本:田向正健/脚本:南部英夫/撮影:加藤正幸/美術:横山豊/音楽:斎藤高順
■出演:佐藤蛾次郎、大野しげひさ、大橋壮多、早瀬久美、宝生あやこ、大坂志郎、財津一郎、晴乃タック、伴淳三郎、柳家金語楼

映画『男はつらいよ』前夜、佐藤蛾次郎主演の幻の喜劇!チンピラ三人組(佐藤・大野・大橋)が服役中の兄貴(財津一郎)の子供の面倒を見るが、女房(春川ますみ)が男と出奔して……。柳家金語楼、伴淳三郎らベテランも出演。

7月14日(水) 〜20日(火)

夜のひとで

1967年(S42)/松竹/白黒/87分

『夜のひとで』写真

©1967 松竹株式会社

■監督:長谷和夫/脚本:植草圭之助/撮影:平瀬静雄/美術:福島一良/音楽:広瀬健次郎
■出演:三田佳子、高城丈二、細川俊之、しめぎしがこ、柳永二郎、路加奈子、楠侑子、山吉鴻作、市川春代、小田草之助

京都の財産家の後妻となったヒロイン・三田佳子は、その美貌ゆえに、義理の娘・しめぎしがこの婚約者・細川俊之に恋慕され、写真家・高城丈二との情事に溺れるが……。植草圭之助のオリジナル・シナリオによる驚愕のメロドラマ。

解説:佐藤利明(娯楽映画研究家)

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