7月10日(水) 〜16日(火)

化け猫御用だ

1958年(S33)/大映京都/白黒/59分

『化け猫御用だ』写真

©KADOKAWA 1958

■監督:田中徳三/原作:香住春吾/脚本:民門敏雄/撮影:武田千吉郎/美術:菊池修平/音楽:高橋半
■出演:梅若正二、近藤美恵子、大和七海路、中田ダイマル、中田ラケット

江戸界隈で相次ぐ白猫の盗難事件に、とある大名屋敷の怪現象──!大映のアルチザン・田中徳三の初監督作は化け猫騒動を盛りこんだコミカル・スリラー。デビューを祝福して、市川雷蔵が町人役で特別出演。

薔薇大名

1960年(S35)/大映京都/白黒/68分

『薔薇大名』写真

©KADOKAWA 1960

■監督:池広一夫/原作:陣出達朗/脚本:淀川新八/撮影:本田平三/美術:西岡善信/音楽:塚原晢夫
■出演:小林勝彦、島田竜三、浦路洋子、宮川和子、三田登喜子

瓜ふたつの若殿と人気奇術師が立場を入れ替えて、お家騒動勃発の奥州棚倉にのりこむ──。池広一夫が第一回作品として監督にあたる明朗時代劇。本作にも雷蔵が特別出演し華を添える。

7月10日(水) 〜16日(火)

7月10日(水) 〜16日(火)

トップ屋取材帖 影を捨てた男

1960年(S35)/日活/白黒/46分

『トップ屋取材帖 影を捨てた男』写真

©日活

■監督:井田探/原作:島田一男/脚本:星川清司/撮影:中尾利太郎/美術:横尾嘉良/音楽:山本直純
■出演:水島道太郎、香月美奈子、岡田真澄、佐野浅夫、深江章喜

トップ屋の主人公は、知人が売りこんできた二枚の写真に犯罪の匂いを嗅ぎつけた。一枚は顔を整形手術する直前の金髪女、もう一枚はその術後──。兇悪犯の顔を変え当局の目をくらます謎の国際賭博団と闘う、シリーズ第五作。

トップ屋取材帖 消えた弾痕

1960年(S35)/日活/白黒/51分

『トップ屋取材帖 消えた弾痕』写真

©日活

■監督:井田探/原作:島田一男/脚本:山口純一郎/撮影:中尾利太郎/美術:横尾嘉良/音楽:山本直純
■出演:水島道太郎、香月美奈子、岡田真澄、佐野浅夫、南風夕子

島田一男原作『吸血河岸』の映画化。襲われた運転手の身体から、撃ちこまれたはずの弾丸が消え、その痕跡もみつからない──。不思議な銃弾の謎を追ってトップ屋・水島道太郎が武器密輸団に挑戦する。シリーズ最終作。

7月10日(水) 〜16日(火)

7月14日(日) 〜20日(土)

燈台

1959年(S34)/東宝/白黒/63分

『燈台』写真

©東宝

■監督:鈴木英夫/原作:三島由紀夫/脚本:井手俊郎/撮影:山田一夫/美術:植田寛/音楽:池野成
■出演:久保明、津島恵子、柳川慶子、野口ふみえ、河津清三郎

若く美しい継母、彼女を密かに愛する長男。何も知らない父と、大学生の妹。大島の燈台のみえるホテル、その一室を舞台に、四人それぞれの感情が揺れ動くさまをスリリングに描いた心理ドラマ。原作は三島由紀夫の同名戯曲。

背くらべ

1962年(S37)/松竹大船/白黒/66分

『背くらべ』写真

©1962 松竹株式会社

■監督:大槻義一/脚本:山田太一/撮影:小原治夫/美術:梅田千代夫/音楽:木下忠司
■出演:川津祐介、島かおり、乙羽信子、多々良純、石川竜二、常田富士男、中村是好

美しい富士山麓の町。柱の前で記念の背くらべをしながら子どもたちの将来を想う母と、母の愛を一身に受け成長していく兄弟──。木下恵介が愛弟子・大槻義一のために自ら企画、同じ木下門下の山田太一が脚本を担当する。

7月14日(日) 〜20日(土)

7月17日(水) 〜23日(火)

赤ちゃん颱風

1958年(S33)/松竹大船/白黒/55分

『赤ちゃん颱風』写真

©1958 松竹株式会社

■監督:生駒千里/脚本:光畑碩郎/撮影:森田俊保/美術:熊谷正雄/音楽:鏑木創
■出演:桑野みゆき、轟夕起子、益田喜頓、桂小金治、若水ヤエ子、小田切みき、岡村文子

上京途中の列車内で赤ん坊を拾った見習い看護婦・桑野みゆき。就職先の病院に連れこんで大騒動が巻きおこる──。ワンマン院長・轟夕起子、ぼんやり副院長・益田喜頓の凸凹夫婦も◎。爽やかな感動を呼ぶコメディ篇。

晴子の応援団長

1962年(S37)/松竹大船/白黒/64分

『晴子の応援団長』写真

©1962 松竹株式会社

■監督:酒井欣也/脚本:高橋二三/撮影:森田俊保/美術:平高主計/音楽:池田正義
■出演:鰐淵晴子、山下洵二、竹脇無我、水科慶子、藤由紀子、藤間紫、坂本武、十朱久雄

鑑別所を抜けだした不良少女が、瓜ふたつの清純女子高生と入れ替わり、明るい波乱を巻きおこす──。鰐淵晴子が一人二役。珍しいズベ公ぶりや颯爽たるチアリーディング姿など新たな魅力をみせる青春篇。

7月17日(水) 〜23日(火)

7月17日(水) 〜23日(火)

俺の故郷は大西部(ウエスタン)

1960年(S35)/日活/カラー/63分

『俺の故郷は大西部(ウエスタン)』写真

©日活

■監督:西河克己/原作:野村耕三/脚本:山崎巌/撮影:伊佐山三郎/美術:佐谷晃能/音楽:池田正義
■出演:和田浩治、清水まゆみ、守屋浩、東野英治郎、殿山泰司

ワイアット・アープの子孫として和田浩治少年が日本へやってきた──という奇想天外な物語。クライマックスは“OK牧場”ならぬ“大川牧場”の決闘!守屋浩、平尾昌章、田代みどり、森山加代子ら青春人気歌手も勢ぞろい。

東京ドドンパ娘

1961年(S36)/日活/白黒/64分

『東京ドドンパ娘』写真

©日活

■監督・脚本:井田探/脚本:高橋二三/撮影:山崎安一郎/美術:千葉一彦/音楽:馬渡誠一
■出演:沢本忠雄、香月美奈子、渡辺マリ、田代みどり、逗子とんぼ、小園蓉子

日本全国に爆発的なブームを巻きおこした大ヒットナンバー『東京ドドンパ娘』を映画化。斜陽レコード会社に迫るのっとりの魔手……、起死回生のウルトラC!渡辺マリがデビューを目指す新人歌手役で映画初出演。

7月17日(水) 〜23日(火)

7月21日(日) 〜27日(土)

ヨットとお転婆野郎

1961年(S36)/日活/白黒/57分

『ヨットとお転婆野郎』写真

©日活

■監督:堀池清/原作:藤井重夫/脚本:若井基成/撮影:藤岡粂信/美術:松井敏行/音楽:鏑木創
■出演:中原早苗、沢本忠雄、藤村有弘、由利徹、南利明、南寿美子

粋でドライで行動派のチャッカリ女子大生が、小遣い稼ぎに始めたアルバイトは実業家の秘書。隠居老人をレジャー産業に参画させたり、青年実業家の許されぬ結婚を後押ししたり……。浜辺に展開する恋とスリルのモダン喜劇。

カミナリお転婆娘

1961年(S36)/日活/白黒/68分

『カミナリお転婆娘』写真

©日活

■監督:春原政久/原作:藤井重夫/脚本:若井基成/撮影:藤岡粂信/美術:佐谷晃能/音楽:松井八郎
■出演:清水まゆみ、沢本忠雄、小桜京子、藤村有弘、大泉滉、坊屋三郎

明朗快活なお転婆娘・清水まゆみと、青年課長・沢本忠雄。見合いの相手とは知らず惹かれあう二人が、都会の谷間に、青春のドライブウェイに恋とスリルの珍騒動を繰りひろげる。「カミナリ族」をモチーフにしたコメディ篇。

7月21日(日) 〜27日(土)

7月24日(水) 〜27日(土)

二階の他人

1961年(S36)/松竹大船/白黒/56分

『二階の他人』写真

©1961 松竹株式会社

■監督・脚本:山田洋次/原作:多岐川恭/脚本:野村芳太郎/撮影:森田俊保/美術:宇野耕司/音楽:池田正義
■出演:小坂一也、葵京子、平尾昌章、瞳麗子、関千恵子

マイホームを建てたばかりの若夫婦が、借金返済のために考えだしたのは二階の間貸し。ところが下宿人たちは次々とトラブルをひきおこし、気弱な二人は悩まされてばかり……。山田洋次が監督デビューを飾った庶民派コメディ。

愛と希望の街

1959年(S34)/松竹大船/白黒/62分

『愛と希望の街』写真

©1959 松竹株式会社

■監督・脚本:大島 /撮影:楠田浩之/美術:宇野耕司/音楽:真鍋理一郎
■出演:藤川弘志、望月優子、渡辺文雄、富永ユキ、千之赫子、須賀不二夫、伊藤道子、坂下登

鳩の帰巣本能を利用して巧みな金儲けを行う貧しい少年と、それを偶然買ったブルジョア令嬢。交友と断絶──。二十七歳の新監督として話題になった大島 の第一回作品。オリジナル脚本『鳩を売る少年』を自ら映像化。

7月24日(水) 〜27日(土)

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