上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
▶ザムザ阿佐谷
7月30日(日)〜8月1日(火)
1937年(S12)/P.C.L.映画製作所/白黒/72分 ◯国立映画アーカイブ所蔵作品
©TOHO CO., LTD.
■原作:吉屋信子/脚本:永見隆二/撮影:三村明/美術:戸塚正夫/音楽:伊藤昇 ■出演:霧立のぼる、山縣直代、北沢彪、澤蘭子、清川玉枝、嵯峨善兵、高峰秀子
ブルジョワ娘・霧立のぼるが離島の女学校の英語教師に。そのフラッパーぶりと正義感でたちまち生徒の人気者になるが、「お嬢さん」では知りえなかった人生の裏表に気づく。監督昇進第一回作品。 ▲
上映スケジュール
7月30日(日)〜8月5日(土)
1950年(S25)/日本映画演劇労働組合/白黒/111分 ※16mm
写真提供:独立プロ名画保存会
■原作:朝日新聞浦和支局同人/脚本:八木保太郎、山形雄策/撮影:植松永吉/美術:五所福之助/音楽:斎藤一郎 ■出演:志村喬、原保美、池部良、河野秋武、沼崎勲
警察や検察を抱きこんで街を支配する大ボス一派に新聞記者たちが敢然と挑む。原作は「本庄事件」のルポルタージュ『ペン偽らず』。市民団結の力を全国に知らせて共感を呼び、独立プロ運動に展望をひらいた。 ▲
1964年(S39)/大映東京/白黒/152分
©KADOKAWA 1964
■原作:石川達三/脚本:新藤兼人/撮影:小林節雄/美術:間野重雄/音楽:池野成 ■出演:山村聰、若尾文子、滝瑛子、船越英二、川崎敬三、高松英郎、東野英治郎
交通事業のほか土地開発、ビル建設、デパート経営も手がける巨大コンツェルン。その頂点に立つ大資本家・山村聰の非情な生き様を描いた痛烈な人間ドラマ。第三の妾・若尾文子の小悪魔的魅力も◎。 ▲
8月2日(水)〜8日(火)
1952年(S27)/新星映画社/白黒/128分
■原作:野間宏/脚本:山形雄策/撮影:前田実/美術:川島泰造、平川透徹/音楽:團伊玖磨 ■出演:木村功、岡田英次、神田隆、下元勉、薄田研二、加藤嘉、三島雅夫
野間宏の実体験にもとづく長篇小説を映画化。陸軍刑務所から原隊復帰した一等兵・木村功の目を通して、蔓延する暴力やいじめ、理不尽な命令……など軍隊生活の非人間性をリアルに描き、告発した。 ▲
8月6日(日)〜8日(火)
1938年(S13)/東宝映画東京/白黒/75分 ◯国立映画アーカイブ所蔵作品
■脚本:田中千禾夫/撮影:宮島義勇/美術:戸塚正夫/音楽:服部正 ■出演:高田稔、原節子、佐山亮、清川玉枝、富士山君子、御橋公
北海道の寒村の小学校長が、盲目の娘を引きとり愛情をこめた教育を始める。しかし待ち望んでいた開眼手術の後──。アンドレ・ジッドの小説を原節子主演で翻案。脚色には劇作家の田中千禾夫があたった。 ▲
8月6日(日)〜12日(土)
1952年(S27)/劇団前進座、新星映画社/白黒/136分 ※16mm
■脚本:楠田清、平田兼三、山本薩夫/撮影:前田実、仲沢半次郎/美術:本木勇、江坂実/音楽:大木正夫 ■出演:河原崎長十郎、中村翫右衛門、山田五十鈴
江戸商人・友野与右衛門は芦ノ湖の水を西へひく大工事を計画。農民たちと協力するが、時の幕府に弾圧される。原作はタカクラ・テルの『ハコネ用水』。時代の先駆者を感動的に描いたスケールの大きな一本。 ▲
8月9日(水)〜15日(火)
1954年(S29)/青年俳優クラブ、八木プロダクション/白黒/108分 ※16mm
■原作:梅崎春生/脚本:斎藤良輔、八木保太郎/撮影:前田実/美術:川島泰造、武田正男/音楽:團伊玖磨 ■出演:鶴田浩二、岡田英次、島崎雪子、原保美
反戦文学の名作の一つ梅崎春生『日の果て』を映画化。太平洋戦争末期のフィリピン、ルソン島。現地娘と脱走した軍医、逮捕の命を帯び密林に分け入る将校。彼らの死闘に戦争の虚しさを溢れさせた。 ▲
1981年(S56)/大映映像/カラー/129分
©KADOKAWA 1981
■脚本:山内久/撮影:山本駿/美術:間野重雄/音楽:あかのたちお ■出演:古谷一行、江藤潤、奥田英二、関根恵子、友里千賀子、乙羽信子、三國連太郎
舞台は京浜工業地帯。自動車、家電の華やかな輸出ブームのなか、下請け町工場で働く若者たちの姿を描いた青春群像劇。「アッシイ」とはパックにした組立部品のこと。連帯のメッセージがこめられている。 ▲
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