3月10日(日)〜16日(土)

続 おんな番外地

1966年(S41)/東映東京/白黒/83分

『続 おんな番外地』写真

©東映

■監督:小西通雄/脚本:舟橋和郎/撮影:星島一郎/美術:北川弘/音楽:冨田勲
■出演:緑魔子、城野ゆき、弓恵子、春川ますみ、原知佐子、若水ヤエ子、荒木道子、今井健二、田中春男

禁男の獄舎に閉じこめられた女たちの生と性を描いて話題を呼んだ緑魔子主演『おんな番外地 鎖の牝犬』の続篇。刑期を終えて仮出所したものの、世間の冷たい風にさらされ、男たちの欲望の餌食となる様が描かれる。

3月13日(水)〜19日(火)

あの雲に歌おう

1965年(S40)/東映東京/カラー/85分

『あの雲に歌おう』写真

©東映

■監督:太田浩児/原作:赤松光夫/脚本:須崎勝弥/撮影:山沢義一/美術:近藤照男/音楽:木下忠司
■出演:本間千代子、西郷輝彦、岡崎二朗、島かおり、太田博之、新井茂子、宮園純子、千葉真一

房総半島のある高校にハンサム教師が赴任してきて、さらに賑やかさを増す学園生活──。純情多感な思春期の若者たちが、笑ったり、怒ったり、泣いたり、悩んだり、恋したり。青春のぶつかりあいを爽やかに描いたもの。

3月13日(水)〜19日(火)

暗黒街仁義

1965年(S40)/東映東京/カラー/98分

『暗黒街仁義』写真

©東映

■監督・脚本:渡辺祐介/脚本:笠原和夫、村尾昭/撮影:星島一郎/美術:藤田博/音楽:伊部晴美
■出演:鶴田浩二、丹波哲郎、天知茂、アイ・ジョージ、内田良平、南田洋子、緑魔子、内田朝雄

筑波山麓に新設される日米合同オートサーキット。アメリカ暗黒街のボスの契約代理人として来日した鶴田浩二は、はからずも兄貴分の組織や新興勢力と闘うことになる。三つ巴の縄張り争いを大スケールで描いたギャング映画。

3月17日(日)〜23日(土)

ならず者

1964年(S39)/東映東京/カラー/98分

『ならず者』写真

©東映

■監督・脚本:石井輝男/撮影:林七郎/美術:藤田博/音楽:八木正生
■出演:高倉健、丹波哲郎、杉浦直樹、江原真二郎、南田洋子、三原葉子、加賀まりこ、鹿内タカシ、今井健二、安部徹

嵌められたことを知った一匹狼の殺し屋が、黒幕を探しだして復讐するまで──。香港・マカオで一大ロケーションを敢行。『花と嵐とギャング』から始まった石井輝男監督×高倉健コンビのギャング映画のなかでも傑作として名高い一篇。

3月17日(日)〜23日(土)

あばずれ

1966年(S41)/東映東京/白黒/88分

『あばずれ』写真

©東映

■監督・脚本:渡辺祐介/脚本:神波史男/撮影:飯村雅彦/美術:森幹男/音楽:木下忠司
■出演:緑魔子、山本豊三、待田京介、潮健児、沢彰謙、若水ヤエ子、浪花千栄子、大坂志郎、志村喬

貧民街で生まれ育った小娘がサーカス団の門を叩き、住みこみで働きながらブランコ乗りを目指す。しかし欺かれ虐げられ、彼女の夢は微塵に砕けていく──。渡辺祐介と神波史男が共同でシナリオを執筆、緑魔子主演の風俗もの。

3月20日(水)〜26日(火)

喜劇 団体列車

1967年(S42)/東映東京/カラー/91分

『喜劇 団体列車』写真

©東映

■監督:瀬川昌治/脚本:舟橋和郎/撮影:坪井誠/美術:北川弘/音楽:木下忠司
■出演:渥美清、佐久間良子、小沢昭一、笠智衆、城野ゆき、東けんじ、宮城けんじ、三遊亭歌奴、ミヤコ蝶々

『喜劇 急行列車』のヒットを受けて、瀬川昌治監督×渥美清コンビが再び放った「列車」シリーズ第二弾。美しい未亡人に一目惚れした伊予和田駅の駅員さん。見合い相手の女性も交えた恋愛騒動が風光明媚な南国・四国で展開される。

3月20日(水)〜26日(火)

懲役十八年 仮出獄

1967年(S42)/東映東京/カラー/90分

『懲役十八年 仮出獄』写真

©東映

■監督・脚本:降旗康男/脚本:石松愛弘/撮影:仲沢半次郎/美術:中村修一郎/音楽:渡辺岳夫
■出演:安藤昇、若山富三郎、伊丹十三、松尾嘉代、城野ゆき、伴淳三郎、山本麟一、二本柳寛

仮出獄した安藤昇は、聾唖の金庫破り・伊丹十三、溶接工で余命いくばくもない若山富三郎とともに密輸金塊の奪取を企てる──。加藤泰監督『懲役十八年』に続くシリーズ第二作だが繋がりはなし。洒落た犯罪劇に仕上がっている。

3月24日(日)〜30日(土)

人生劇場 飛車角と吉良常

1968年(S43)/東映東京/カラー/109分

『人生劇場 飛車角と吉良常』写真

©東映

■監督:内田吐夢/原作:尾崎士郎/脚本:棚田吾郎/撮影:仲沢半次郎/美術:藤田博/音楽:佐藤勝
■出演:鶴田浩二、若山富三郎、辰巳柳太郎、藤純子、左幸子、高倉健、松方弘樹、大木実

尾崎士郎の大河小説『人生劇場』のうち、特に「残侠篇」に焦点を絞って内田吐夢監督が映画化した格調高き名作。主人公の飛車角を鶴田浩二、吉良常に辰巳柳太郎、宮川に高倉健。ヒロインおとよを藤純子が切なく可憐に演じる。

3月24日(日)〜30日(土)

夜の牝犬

1966年(S41)/東映東京/白黒/86分

『夜の牝犬』写真

©東映

■監督:村山新治/脚本:成澤昌茂/撮影:仲沢半次郎/美術:中村修一郎/音楽:八木正生
■出演:梅宮辰夫、緑魔子、大原麗子、北条きく子、角梨枝子、長沢純、大村文武、小沢栄太郎、千葉真一

盛り場に蠢く男女の愛憎を描いた「夜の青春」シリーズの第六作。ゲイバーのマスター・梅宮辰夫は料亭女将の若いツバメに、一方スナックママの緑魔子はやくざ組長のお妾に。銭のためならなんでもするという男と女の哀れな顛末。

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