上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
10月15日(日)〜18日(水)
1949年(S24)/49年プロダクション/白黒/90分
©TOHO CO.,LTD.
■監督・脚本:谷口千吉/原作:梶野悳三/脚本:黒澤明/撮影:瀬川順一/美術:北辰雄/音楽:伊福部昭 ■出演:三船敏郎、月形龍之介、浜田百合子、久我美子、進藤英太郎、藤原釜足
舞台は厳寒の北海道、ニシン漁場。片目の無法者ジャコ万と、弱い漁夫たちを助けるために立ちあがった網元の息子・鉄。梶野悳三『鰊漁場』を原作に、男の世界をダイナミックに描きあげた谷口千吉監督の代表作の一つ。 ▲
上映スケジュール
『東宝娯楽アクションの雄 谷口千吉監督の仕事』(2010年)
10月15日(日)〜21日(土)
1956年(S31)/東宝/白黒/90分
■監督:成瀬巳喜男/原作:岸田國士/脚本:水木洋子/撮影:玉井正夫/美術:中古智/音楽:斎藤一郎 ■出演:原節子、佐野周二、香川京子、小林桂樹、根岸明美、加東大介、伊豆肇
岸田國士の夫婦や家庭を扱った一幕もの戯曲数篇を水木洋子がまとめて脚色、成瀬巳喜男が監督した小市民映画の名篇。結婚四年、倦怠期にさしかかった夫婦の悲喜こもごもを細やかな描写で綴る。普通の主婦をさらりと演じる原節子も◎。 ▲
『昭和の銀幕に輝くヒロイン[第100弾]原節子』(2022年)
1959年(S34)/東京映画/白黒/95分
■監督・脚本:新藤兼人/撮影:遠藤精一/美術:丸茂孝/音楽:広瀬健次郎 ■出演:フランキー堺、雪村いづみ、乙羽信子、水野久美、藤山寛美、曽我廼家明蝶、東野英治郎、小沢栄太郎、千田是也
カリフォルニアから二世の青年が花嫁探しにやってきた! 大阪・広島・名古屋と三人の候補者とお見合いをするのだが、さて運命の相手はみつかるのか──。主演フランキー堺、雪村いづみ。新藤兼人監督には珍しい軽めのコメディ。 ▲
『歳末&新春特選 コメディ天国 It’s笑Time!』(2017-18年)
10月19日(木)〜25日(水)
1966年(S41)/東宝/カラー/85分
■監督:恩地日出夫/原作:木下惠介/脚本:山田太一/撮影:逢沢譲/美術:育野重一/音楽:武満徹 ■出演:内藤洋子、新珠三千代、田村亮、小沢昭一、乙羽信子、加東大介、沢村貞子
同じ養護施設出身の若い男女が再会、大きな境遇の違いのなか愛を育んでいく──。東宝青春映画のアイドルスタア内藤洋子、初の主演作。恩地日出夫監督が彼女のもつ新鮮さをいかしみずみずしいムードをつくりあげた。 ▲
『昭和の銀幕に輝くヒロイン[第88弾]内藤洋子』(2018年)
1965年(S40)/音映/白黒/81分
©日活
■監督・音楽:近江俊郎/脚本:松井稔/撮影:岩崎秀光/美術:黒沢治安/音楽:長瀬貞夫 ■出演:由利徹、三沢あけみ、勝三四郎、南利明、佐山俊二、千葉信男、内田高子、向島しのぶ
看板商品の販売停止でてんやわんやの斜陽製薬会社が、新発売の精力剤「アンコール006」で世の男性諸氏に福音をもたらそうと珍騒動を繰り広げる──。近江俊郎監督、由利徹主演。悩殺ピンク・ムードのムズムズコメディ。 ▲
『蔵出し! 日活レアもの祭』(2013年)
10月22日(日)〜29日(日)
1959年(S34)/松竹大船/白黒/79分
©1959 松竹株式会社
■監督:野崎正郎/原作:獅子文六/脚本:柳井隆雄/撮影:森田俊保/美術:平高主計/音楽:池田正義 ■出演:真藤孝行、伊藤雄之助、井川邦子、山内明、九条映子、松本克平、磯野秋雄
昭和二十年。母と別れて一人疎開先に向かう少年と、列車内で知りあった奇妙な中年男との交流を描いた心あたたまる物語。獅子文六の評判小説の映画化で、やさしい「馬おじさん」には原作のイメージにぴったり伊藤雄之助。 ▲
『Laputa Asagaya 20th anniversary もう一度みたいにおこたえします』(2018-19年)
1968年(S43)/東宝/カラー/90分
■監督・脚本:岩内克己/原作:川口松太郎/脚本:馬島満/撮影:中井朝一/美術:竹中和雄/音楽:渡辺宙明 ■出演:浜美枝、中山仁、松本めぐみ、中村伸郎、賀原夏子、吉村実子、川合伸旺
浜美枝演ずるヒロインは夫の愛人を殺して裁判中の人妻。映画は彼女と一人の青年の不思議な出逢いに始まり、一夏だけの激しいロマンスが湘南の美しい浜辺に繰り広げられる。原作は川口松太郎『人魚』。全裸水泳シーンも話題に。 ▲
『昭和の銀幕に輝くヒロイン[第98弾]浜美枝』(2021年)
10月26日(木)〜29日(日)、31日(火)〜11月3日(金)
1960年(S35)/東宝/白黒/95分
■監督:堀川弘通/原作:松本清張/脚本:橋本忍/撮影:中井朝一/美術:村木忍/音楽:池野成 ■出演:小林桂樹、原知佐子、江原達怡、平田昭彦、中丸忠雄、織田政雄、西村晃、中北千枝子
中堅企業の中年課長が、自分の情事を隠そうとついた小さな嘘のために破局に導かれていく──。好評を博した松本清張の短篇推理小説シリーズ「黒い画集」より『証言』を。主演小林桂樹は本作の熱演でこの年の演技賞をさらった。 ▲
『日本推理小説界の巨星 松本清張をみる』(2022年)
1960年(S35)/東映東京/白黒/88分
©東映
■監督:村山新治/原作:栗山信也/脚本:舟橋和郎/撮影:星島一郎/美術:中村修一郎/音楽:林光 ■出演:三國連太郎、中原ひとみ、今井俊二、大村文武、曽根晴美、岩崎加根子、山茶花究
ヤク!恐るべき白い粉の根絶に挑む、若きGメンの苦闘の記録──。現役の麻薬取締官によるルポルタージュをもとに、村山新治監督が『七つの弾丸』(1959年)以来再び三國連太郎とコンビを組んで麻薬という社会悪に鋭く切りこんだ。 ▲
『一役入魂 映画俳優 三國連太郎』(2017年)
10月31日(火)〜11月7日(火)
1960年(S35)/東映東京/白黒/100分
■監督:家城巳代治/原作:赤江行夫/脚本:橋本忍/撮影:飯村雅彦/美術:森幹男/音楽:池野成 ■出演:南廣、淡島千景、木村功、春丘典子、花澤徳衛、加藤嘉、東野英治郎、三井弘次
耕地を取りあげられ、米軍演習地の不発弾や薬莢拾いで生計を立てる人々──。その名手「不発の善ちゃん」のユーモアとペーソス溢れる弾拾い人生を描きながら、現代日本に痛烈なメスを入れる。原作は赤江行夫『不発弾』。 ▲
『「基地」の街から』(2021年)
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