上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
12月3日(日)〜9日(土)
1965年(S40)/東映京都/カラー/178分
©東映
■監督:田坂具隆/原作:山本周五郎/脚本:鈴木尚之/撮影:飯村雅彦/美術:鈴木孝俊/音楽:佐藤勝 ■出演:中村錦之助、三田佳子、新珠三千代、入江若葉、渡辺美佐子、木暮実千代、森光子
旗本四男坊が一目惚れの恋を実らせる「冷飯」、若妻を残して家出した男を描く「おさん」、昔気質の火鉢職人と彼を支える家族の物語「ちゃん」。山本周五郎原作、田坂具隆監督、中村錦之助主演のトリオが織りなす感動のオムニバス。 ▲
上映スケジュール
『錦之助映画祭り 時代劇の至宝・中村錦之助=萬屋錦之介』(2019年) ※錦之助映画ファンの会と共同
1964年(S39)/東映東京/白黒/58分
■監督:小西通雄/脚本:長谷川公之/撮影:山沢義一/美術:田辺達/音楽:菊池俊輔 ■出演:南廣、堀雄二、神田隆、山本麟一、花澤徳衛、須藤健、今井健二、中野誠也、水上竜子、大村文武、加藤嘉
皮革会社の技師二名が突然行方不明に。研究室からは僅かながら血液反応が認められ、殺人が起こったらしい──。シリーズを通してロケーションを多用し、昭和三十年代の東京の街々を堪能できる「警視庁物語」より最終作を。 ▲
『東京映画地図』(2015-16年)
12月6日(水)〜12日(火)
1962年(S37)/日活/白黒/102分
©日活
■監督:滝沢英輔/原作:井上靖/脚本:木下惠介/撮影:山崎善弘/美術:松山崇/音楽:斎藤高順 ■出演:島村徹、芦川いづみ、北林谷栄、渡辺美佐子、細川ちか子、宇野重吉、山田吾一
伊豆湯ヶ島の山村で、曽祖父の妾であったお婆さんと二人きりで暮らす少年の日々。美しい叔母との交流や淡い恋など、豊かな自然と複雑な人間関係のなかで幼き心は育っていく。井上靖の自伝的小説をもとにした珠玉の文芸ロマン。 ▲
『vivid:日活文芸映画は弾む』(2017年)
1965年(S40)/東宝/カラー/89分
©TOHO CO.,LTD.
■監督:谷口千吉/脚本:田波靖男/撮影:西垣六郎/美術:阿久根巌/音楽:三保敬太郎 ■出演:伴淳三郎、小沢昭一、高島忠夫、池内淳子、北あけみ、田村奈巳、有島一郎、進藤英太郎
努力と根性のベテラン伴淳三郎、口八丁手八丁の小沢昭一、甘いムードのインテリ高島忠夫という詐欺師トリオが、絶妙のチームワークでデッカクかもる──!?谷口千吉監督が初のコメディに取り組み、味のある演出ぶりをみせた痛快犯罪劇。 ▲
『東宝娯楽アクションの雄 谷口千吉監督の仕事』(2010年)
12月9日(土)〜15日(金)
1974年(S49)/東映京都/カラー/52分
■監督:本田達男/脚本:一色爆/撮影:国定玖仁男/美術:竹川輝夫/音楽:平岩太郎 ■出演:女屋実和子、江角英明、織部ゆう子、葵三津子、川谷拓三、奈辺悟、大木晤郎、疋田泰盛
売春地獄に陥れられ、人生を破壊されたセレブ妻の戦慄と復讐──。石井輝男監督とのコンビで知られる掛札昌裕が一色爆というペンネームで脚本を担当した異常性愛サスペンス劇場。主演は東映ポルノ路線で活躍した女屋実和子。 ▲
『復活!東映ニューポルノのDeepな世界』(2013年)
12月10日(日)〜16日(土)
1963年(S38)/東映京都/カラー/89分
■監督:山下耕作/原作:長谷川伸/脚本:成澤昌茂/撮影:古谷伸/美術:桂長四郎/音楽:木下忠司 ■出演:中村錦之助、木村功、十朱幸代、夏川静江、月形龍之介、大坂志郎、岩崎加根子
長谷川伸の同名原作映画化のなかでも情念描写にすぐれた股旅ものの決定版。やくざ渡世に生きてきた男の苦渋と心の優しさを、哀しく、美しく謳いあげる。中村錦之助と十朱幸代が木槿の花垣越しに会話するシーンは日本映画史上屈指の名場面。 ▲
1977年(S52)/東映京都/カラー/98分
■監督:深作欣二/脚本:高田宏治/撮影:中島徹/美術:井川徳道/音楽:津島利章 ■出演:松方弘樹、千葉真一、野川由美子、高橋洋子、地井武男、伊吹吾郎、成田三樹夫、西村晃、ハナ肇
「北陸の帝王」の異名をとり一帯に勢力をふるった武闘派やくざ、川内組組長・川内弘をモデルにした実録作品。公開後、映画とまったく同じシチュエーションで組長が殺害される、いわゆる「三国事件」が発生。関係者に大きな衝撃を与えた。 ▲
『鉄腕脚本家 高田宏治』(2014年)
12月13日(水)〜19日(火)
1964年(S39)/松竹大船/白黒/96分
©1964 松竹株式会社
■監督・脚本:篠田正浩/原作:石原慎太郎/脚本:馬場当/撮影:小杉正雄/美術:戸田重昌/音楽:武満徹 ■出演:池部良、加賀まりこ、藤木孝、三上真一郎、杉浦直樹、宮口精二、東野英治郎
三年ぶりに娑婆へでたやくざ者が、ふとしたことから賭場で出逢った不思議な少女。賭けの一瞬にだけ生を感じる二人が惹かれあいながら、深い夜の街を彷徨っていく──。原作石原慎太郎、俊才篠田正浩監督による傑作ノワール。 ▲
『風のように 映画俳優 池部良』(2015年)
1966年(S41)/東映東京/白黒/81分
■監督:小西通雄/脚本:舟橋和郎、池田雄一/撮影:山沢義一/美術:森幹男/音楽:八木正生 ■出演:緑魔子、天知茂、城野ゆき、浦辺粂子、今井健二、大村文武、園佳也子、国景子、大坂志郎
緑魔子の個性と特異なテーマで人気を呼んだ「おんな番外地」シリーズの第三作。タイトル通り可愛いくて凄い女スリに扮して、大仕事に挑んだり、美人局ヤクザと対決したり……と大活躍。劇中でみせるお洒落な装いの数々も楽しんで。 ▲
『ピカレスク スクリーンで味わう〈悪〉の愉しみ』(2016-17年)
12月16日(土)〜22日(金)
1974年(S49)/日活/カラー/76分
■監督:加藤彰/脚本:宮下教雄/撮影:萩原憲治/美術:川原資三/音楽:樋口康雄 ■出演:中島葵、絵沢萠子、堂下かずき、浜口竜哉、賀川修嗣、高橋明、叶今日子、堺美紀子
ハイミスの銀行員がふとしたきっかけから性の歓びを知った時、彼女の生活は一変。罪の世界に溺れていく──。前年秋に発覚した滋賀銀行巨額横領事件がモデル。中年女性の哀切極まる孤独感を表出させた中島葵、一世一代の名演技。 ▲
『愛と官能のプログラム・ピクチュア 日活ロマンポルノ名作選』(2008年)
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