上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
4月17日(日)〜23日(土)
1958年(S33)/日活/白黒/92分
©日活
■監督:今村昌平/原作:今東光/脚本:鈴木敏郎/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦/音楽:黛敏郎 ■出演:長門裕之、南田洋子、喜多道枝、香月美奈子、滝沢修、西村晃、小沢昭一、柳沢真一、仲谷昇
大阪河内地方のドサまわり一座を舞台に、旅役者と村人たちが繰り広げる色と欲の人間模様──。今東光原作『テント劇場』を今村昌平が第一回作品として映画化。イマヘイ好みの、ひとクセもふたクセもありそうな連中がうようよと蠢めく。 ▲
上映スケジュール
4月20日(水)〜23日(土)、27日(水)〜30日(土)
1961年(S36)/松竹大船/白黒/56分
©1961 松竹株式会社
■監督・脚本:山田洋次/原作:多岐川恭/脚本:野村芳太郎/撮影:森田俊保/美術:宇野耕司/音楽:池田正義 ■出演:小坂一也、葵京子、瞳麗子、平尾昌章、関千恵子、須賀不二男、穂積隆信、永井達郎、高橋とよ
マイホームを建てたばかりの若夫婦が、借金返済のために考えだしたのは二階の間貸し。ところが下宿人たちは次々とトラブルをひきおこす──。多岐川恭の推理小説を庶民派コメディに。山田洋次の新人離れした堅実な演出ぶりが高く評価された。 ▲
1959年(S34)/松竹大船/白黒/62分
©1959 松竹株式会社
■監督・脚本:大島渚/撮影:楠田浩之/美 術:宇野耕司/音楽:真鍋理一郎 ■出演:藤川弘志、富永ユキ、望月優子、渡辺文雄、千之赫子、須賀不二夫、伊藤道子、坂下登、瓜生登代子、土紀洋児
鳩の帰巣本能を利用して巧みな金儲けを行う貧しい少年と、それを偶然買ったブルジョア令嬢。二十七歳の新人監督・大島渚がオリジナル脚本『鳩を売る少年』を自ら映像化。興行的には不遇な扱いを受けたものの、革新的なテーマで強い衝撃を与えた。 ▲
4月20日(水)〜26日(火)
1960年(S35)/松竹大船/白黒/82分
©1960 松竹株式会社
■監督・脚本:篠田正浩/撮影:小杉正雄/美術:梅田千代夫/音楽:池田正義 ■出演:小坂一也、牧紀子、平尾昌章、鳳八千代、日比野恵子、富永ユキ、柴田葉子、小瀬朗、林洋介、佐竹明夫、永井達郎
和製プレスリーとして人気の歌手と、下積みのサックス奏者。ロカビリー全盛の世相を背景に、若者たちの焦燥がモダンな感覚で描かれる。篠田正浩が自作シナリオ『怒りの祭壇』を、ニール・セダカの同名ヒット曲を使うことを条件に映画化、監督デビュー。 ▲
1961年(S36)/東宝/白黒/83分
©TOHO CO.,LTD.
■監督・脚本:恩地日出夫/撮影:逢沢譲/美術:竹中和雄/音楽:間宮芳生 ■出演:夏木陽介、星由里子、中丸忠雄、田中邦衛、西村晃、織田政雄、菅井きん、小栗一也、鈴木和夫、松村達雄、松本染升
更生を誓って少年院をでた主人公の出口なき状況──。助監督仲間の同人誌に書いたオリジナル脚本『どぶねずみ』が東宝の製作本部長・藤本真澄の目に留まり、恩地日出夫二十七歳の若さで監督昇進。新しい青春映画の担い手とされた。 ▲
4月24日(日)〜26日(火)
1958年(S33)/東宝/白黒/85分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品
■監督・脚本:須川栄三/脚本:森谷司郎/撮影:小泉一/美術:阿久根巖/音楽:宅孝二 ■出演:夏木陽介、団令子、白川由美、佐原健二、江原達怡、佐藤允、瀬木俊一、環三千世、草笛光子、沢村貞子、柳永二郎
政治家の父と、ジャズバンドに打ちこむ息子。新旧世代の対立、そして息子をとりまく学生仲間の青春生活を描こうという、新人・須川栄三の第一回作品。夏木陽介、佐原健二、佐藤允、団令子ら60年代の東宝を背負う若手スタアが勢揃い。 ▲
4月24日(日)〜30日(土)
1960年(S35)/東映東京/白黒/84分 ※16mm
©東映
■監督:瀬川昌治/原作:阿川弘之/脚本:舟橋和郎/撮影:藤井静/美術:森幹男/音楽:真鍋理一郎 ■出演:江原真二郎、佐久間良子、小林裕子、山東昭子、曽根晴美、山茶花究、東野英治郎、小沢栄太郎
世はまさに自動車ブーム。「交通事故」をテーマに卒論に取り組む女子大生と、下町のスクラップ工場で働く純情青年が出逢い、恋に落ちる──。サイレント風のギャグと軽妙なテンポの語り口。喜劇映画の名手・瀬川昌治のその後の活躍を大いに予感させる。 ▲
4月27日(水)〜5月3日(火)
1959年(S34)/東宝/白黒/60分
■監督:古澤憲吾/脚本:須崎勝弥/撮影:玉井正夫/美術:清水喜代志/音楽:佐藤勝 ■出演:中島そのみ、瀬木俊一、佐原健二、ミッキー・カーチス、北あけみ、柳家金語楼、清川玉枝、沢村貞子、横山道代
上流家庭の子女になりすましたお針子と運転手が、身分を偽ったまま急接近、大騒動を巻きおこす──。中島そのみ主演の明朗喜劇。本作は古澤憲吾の第二回作品だが(第一回は同年の『アイ・ラブ・ユウ』)封切りが前後し、先に世にでることに。 ▲
1959年(S34)/東宝/白黒/67分
■監督:川崎徹広/脚本:関沢新一/撮影:小泉一/美術:阿久根巖/音楽:中村八大 ■出演:山下敬二郎、ミッキー・カーチス、守屋浩、野口ふみえ、寺本圭一、井上ひろし、笹るみ子、佐藤允、水原弘、坂本九、柳家金語楼
少年院を脱走した悪ガキ三人は、偶然拾ったギターのせいで国際諜報団に追われるハメに──。ロカビリーブームの最中、人気歌手総動員でつくられたハチャメチャな青春喜劇。千葉泰樹、丸山誠治の助監督として活躍した川崎徹広が監督として一本立ち。 ▲
4月27日(水)〜5月7日(土)
NEW
1963年(S38)/東宝/白黒/83分
■監督:岩内克己/原作:笹沢左保/脚本:田波靖男/撮影:完倉泰一/美術:阿久根巖/音楽:團伊玖磨 ■出演:峰健二、中川ゆき、淡路恵子、田村奈巳、南弘子、中真千子、高島忠夫、藤原釜足、清水将夫
ナイーブな男子大学生と十六歳の少女が深夜の六本木で知りあった。互いに一人ぼっちの寂しがり屋。その孤独を癒すため二人のとった行動とは——。原作は笹沢左保『六本木心中』。新鋭・岩内克己が純粋な恋の疾走をみずみずしい感性で活写する。 ▲
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