4月9日(水)〜15日(火)

日本悪人伝

1971年(S46)/東映京都/カラー/88分

『日本悪人伝』写真

©東映

■原案:石本久吉/脚本:神波史男/撮影:鈴木重平/美術:吉村晟/音楽:津島利章
■出演:若山富三郎、渡辺文雄、大木実、八代万智子、江波多寛児、藤浩、金子信雄、遠藤辰雄、天津敏

不況のどん底にあえぐ昭和初期。額に十字の刺青を刻んだゴロツキ若山富三郎は、イカサマ師や元弁護士と組み、ゆすりたかりで金儲け。ついにはヤクザ相手に大勝負を仕掛ける!出てくる人物どれをとっても一筋縄でいかない悪人ばかり。

4月13日(日)〜15日(火)

ぼくは負けない

1985年(S60)/桜映画社/カラー/31分 ※16mm ○国立映画アーカイブ所蔵作品

『ぼくは負けない』写真

©桜映画社

■脚本:花崎哲、藤井邦夫/撮影:江連高元/音楽:三木稔
■出演:谷口真一、小見浩昭、駒崎涼太郎、塚原靖章、岡村裕也、下條アトム、伊藤博、寺内よりえ、伊藤祐一郎

気弱ないじめられっ子が「おもちゃ図書館」の活動を手伝ううち、自信や思いやりの心を持ち、いじめっ子たちも巻きこんで成長していく──。1986年教育映画祭優秀作品賞。桜映画社の創業者である村山英治は実兄である。

4月13日(日)〜15日(火)

がんばれ!聴導犬タロー

1985年(S60)/新生映画/カラー/46分 ※16mm

『がんばれ!聴導犬タロー』写真

©新生映画

■脚本:加藤有芳/撮影:山崎堯也/音楽:長沢勝俊
■出演:高野浩昭、金澤和、山岸弘隆、小泉陽、後根宣将、長谷川奈穂、堀実夏、古田将士、佐藤和男、御道由紀子、佐伯赫哉、福田豊士

「聴導犬」とは耳の不自由な人たちに必要な情報を運んでくれる大切なパートナー。わんぱく少年がある出逢いをきっかけに、愛犬タローを聴導犬にする決心をする──。弟・祐治の新生映画でも児童劇映画、社会教育映画を手がけている。

4月13日(日)〜19日(土)

夜の手配師

1968年(S43)/東映東京/白黒/87分

『夜の手配師』写真

©東映

■脚本:下飯坂菊馬/撮影:仲沢半次郎/美術:藤田博/音楽:八木正生
■出演:梅宮辰夫、城野ゆき、稲垣美穂子、白木マリ、真理明美、真理アンヌ、桑原幸子、沢たまき、南原宏治、伴淳三郎

ネオン花咲く銀座。ホステスをバーに世話して稼ぐ夜のスカウトを主人公に、金と色を求めて男と女が騙し騙され、時に結託する──。色男、屑男ぶりを遺憾なく発揮する梅宮辰夫。稲垣美穂子、白木マリら女優陣の火花散る対決もみもの。

4月16日(水)〜19日(土)

帰っておいでチェリー

1990年(H2)/新生映画/カラー/54分 ※16mm

『帰っておいでチェリー』写真

©新生映画

■脚本:加藤有芳/撮影:三宅義行/音楽:河野保人
■出演:若菜大輔、井上智之、後藤健、土屋美穂子、大野紀子、池内康祐、名取幸政、牧村泉三郎、円谷文彦、上杉二美、島崎伸夫、大林隆介

「アイメイト(盲導犬)」に心惹かれ、一年間子犬の飼育奉仕をすることになった少年。その犬チェリーは立派に使用者に仕え、やがて引退し、リタイア犬として余生を送る──。アイメイトの生涯と人間の関わりを描く愛の物語。

4月16日(水)〜22日(火)

旅路

1967年(S42)/東映東京/カラー/107分

『旅路』写真

©東映

■原作:平岩弓枝/脚本:田中澄江/撮影:飯村雅彦/美術:森幹男/音楽:小杉太一郎
■出演:佐久間良子、仲代達矢、小山明子、悠木千帆、宮園純子、木村功、村井国夫、鈴木やすし、伊志井寛

平岩弓枝原作、NHK朝の連続テレビ小説を映画化したもの。昭和初期の北海道を舞台に、若き鉄道員夫婦、仲代達矢と佐久間良子の貧しくとも清らかな生活、限りない愛が描かれる。国鉄の協力のもとつくられた感動篇。

4月16日(水)〜22日(火)

夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース

1968年(S43)/東映東京/カラー/88分

『夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース』写真

©東映

■脚本:舟橋和郎/撮影:星島一郎/美術:中村修一郎/音楽:三木稔
■出演:梅宮辰夫、宮園純子、清水まゆみ、吉田輝雄、伴淳三郎、南原宏治、小松方正、佐々木功、紙京子、大泉滉、青江三奈

青江三奈のヒット曲をモチーフにしたもので、舞台はもちろん横浜伊勢佐木町。バーやキャバレーの開店準備を請負うオープン屋・梅宮辰夫を中心に、夜の蝶、土地成金、ヤクザ……などネオンの裏の恋の種々相をムードたっぷりに描く。

4月20日(日)〜26日(土)

あゝ予科練

1968年(S43)/東映東京/白黒/110分

『あゝ予科練』写真

©東映

■脚本:須崎勝弥/撮影:仲沢半次郎/美術:中村修一郎/音楽:木下忠司
■出演:鶴田浩二、西郷輝彦、梅宮辰夫、千葉真一、谷隼人、長沢純、太田博之、藤純子、大原麗子、池部良、丹波哲郎

第二次世界大戦末期。敗色濃厚の中、七つボタンの予科練を志願した少年たち。彼らは短期間のうちに猛特訓を受け、やがて戦雲の彼方へ特攻出撃していく。青春の希望、夢、肉親などすべてを断ちきって──。深い余韻を残す印象的なラスト。

4月20日(日)〜26日(土)

日本悪人伝 地獄の道づれ

1972年(S47)/東映京都/カラー/90分

『日本悪人伝 地獄の道づれ』写真

©東映

■脚本:山田隆之/撮影:赤塚滋/美術:雨森義允/音楽:津島利章
■出演:若山富三郎、小池朝雄、小松方正、江波多寛児、真山知子、森秋子、北村英三、曽根晴美、金子信雄、内田朝雄、渡辺文雄

悪徳刑事によってアヘン密輸の罪を着せられ、五年も冷飯を食わされた若山富三郎。出所後ひょんなことから宿敵と再会、壮絶な復讐劇が始まる。悪が悪を討つ──!「日本悪人伝」シリーズの第二作。仲間たちも濃い顔ぶれ。

4月23日(水)〜26日(土)

実録・飛車角 狼どもの仁義

1974年(S49)/東映京都/カラー/93分

『実録・飛車角 狼どもの仁義』写真

©東映

■原作:飯干晃一/脚本:佐治乾/撮影:赤塚滋/美術:鈴木孝俊/音楽:小杉太一郎
■出演:菅原文太、小林旭、中川梨絵、渡瀬恒彦、待田京介、石橋蓮司、内田良平、大滝秀治、室田日出男

名作『人生劇場』に登場する俠客・飛車角。そのモデルである石黒彦市の半生を菅原文太主演で。関東大震災による社会不安、それに続く思想弾圧。揺れ動く世相を背景に、一匹狼が己の力と暴力のみで駆け抜ける──!

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