作品解説 1 |
作品解説 2
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作品解説 3
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作品解説 4
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作品解説 5
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作品解説 6
俺は待ってるぜ
鷲と鷹
錆びたナイフ
陽のあたる坂道
狂った果実
ギターを持った渡り鳥
(c)日活
俺は待ってるぜ
2.6[日]― 2.8[火]
1957年(S32)/白黒/90分
■監督:蔵原惟繕/脚本:石原慎太郎/撮影:高村倉太郎/美術:松山崇/音楽:佐藤勝 ■出演:石原裕次郎、北原三枝、二谷英明、波多野憲、小杉勇、草薙幸二郎、館敬介、川村昌之
次作『嵐を呼ぶ男』とともに裕次郎ブームを決定づけた作品。波止場の顔役に殺された兄の復讐のために立ちあがる元ボクサー。二谷との対決シーンは、肉体と肉体のぶつかりあいで迫力十分。蔵原惟繕の監督デビュー作でもある。
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鷲と鷹
2.6[日]― 2.12[土]
1957年(S32)/カラー/115分
■監督・脚本:井上梅次/撮影:岩佐一泉/美術:中村公彦/音楽:多忠修 ■出演:石原裕次郎、三國連太郎、浅丘ルリ子、月丘夢路、長門裕之、二本柳寛、沢村國太郎、西村晃
裕次郎と三國連太郎が共演する、今となっては貴重な一本。父の復讐のために船に乗り込んだ裕次郎と、囮捜査の刑事・三國。背後に抑圧された港湾労働者の実態が描かれ、裕次郎アクションの中でも異色の気配を漂わせている。
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錆びたナイフ
2.6[日]― 2.12[土]
1958年(S33)/白黒/90分
■監督・脚本:舛田利雄/原作・脚本:石原慎太郎/撮影:高村倉太郎/美術:松山崇/音楽:佐藤勝 ■出演:石原裕次郎、北原三枝、小林旭、白木マリ、杉浦直樹、宍戸錠
殺人現場を目撃したチンピラ達が、地方都市の権力抗争に巻き込まれていく。終盤のダンプカーによるカーチェイスなど、舛田利雄のダイナミックな演出が冴える。裕次郎と旭が初めて本格的な共演を果した点でも、歴史的な価値あり。
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陽のあたる坂道
2.9[水]― 2.15[火]
1958年(S33)/白黒/190分
■監督・脚本:田坂具隆/脚本:池田一朗/原作:石坂洋次郎/撮影:伊佐山三郎/美術:木村威夫 ■出演:石原裕次郎、北原三枝、芦川いづみ、川地民夫千田是也、轟夕起子、山根寿子
田坂具隆・裕次郎コンビの佳品。この後、日活が得意とした石坂洋次郎原作ものの一本。裕次郎の屈託のない明るさが爽かな印象を残すが、共演の北原三枝、芦川いづみ、轟夕起子等の女優陣がひときわ輝いている。
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狂った果実
2.13[日]― 2.19[土]
1956年(S31)/白黒/86分1999/白黒/90分
■監督:中平康/原作・脚本:石原慎太郎/撮影:峰重義/美術:松山崇/音楽:佐藤勝、武満徹 ■出演:石原裕次郎、津川雅彦、北原三枝、岡田真澄、藤代鮎子、東谷暎子、紅沢葉子
五四年の製作再開後、未だ方向の定まらない混迷の日活に一気に光明をもたらした裕次郎。湘南の無軌道な若者たちのひと夏を大胆に描写したスキャンダラスな一本だが、監督・中平康の才気が随所にみなぎって今なお瑞々しい。
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ギターを持った渡り鳥
2.13[日]― 2.19[土]
1959年(S34)/カラー/77分
■監督:斎藤武市/脚本:山崎巌、原健三郎/原作:小川英/撮影:高村倉太郎/美術:坂口武玄 ■出演:小林旭、浅丘ルリ子、中原早苗、渡辺美佐子、金子信雄、宍戸錠、二本柳寛
『南国土佐を後にして』に続く旭、快心の作。これが小林旭の名を不動のものとした。街に現れた流れ者が、地元の悪徳業者を駆逐するというシリーズのパターンもはまった。旭を慕う浅丘ルリ子、宿敵・宍戸錠など配役も決まっている。
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