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作品解説 6
拳銃無頼帖 抜き射ちの竜
拳銃無頼帖 電光石火の男
南海の狼火
俺の故郷は大西部
紅の拳銃
(c)日活
拳銃無頼帖 抜き射ちの竜
2.16[水]― 2.22[火]
1960年(S35)/カラー/85分
■監督:野口博志/脚本:山崎巌/原作:城戸禮/撮影:永塚一栄/美術:大鶴泰弘/音楽:山本直純 ■出演:赤木圭一郎、宍戸錠、浅丘ルリ子、香月美奈子二本柳寛、西村晃、草薙幸二郎
赤木圭一郎の人気を確立したシリーズ第一作。裕次郎、旭に続く第三の男・赤木の暗いヒーローぶりが遺憾なく発揮された。傷痕を持つ殺し屋が悪人達を壊滅するパターンだが、懲悪ではあっても勧善ではないのがこのシリーズの魅力。
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拳銃無頼帖 電光石火の男
2.16[水]― 2.22[火]
1960年(S35)/カラー/86分
■監督:野口博志/脚本:松浦健郎/原作:城戸禮/撮影:永塚一栄/美術:小池一美/音楽:山本直純 ■出演:赤木圭一郎、二谷英明、浅丘ルリ子、白木マリ宍戸錠、藤村有弘、高品格
シリーズ第二作。冒頭の撃ちあいがみもの。赤木が登場するシチュエーションに洒落た工夫がうかがえる。共演陣の宍戸、白木、二谷、とりわけチンピラの杉山俊夫がいい。赤木の無骨な微笑、硬質なセリフ回しが一段と冴える。
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南海の狼火
2.20[日]― 2.26[土]
1960年(S35)/カラー/81分
■監督:山崎徳次郎/脚本:山崎巌/原作:原健三郎撮影:高村倉太郎/美術:横尾嘉良 ■出演:小林旭、宍戸錠、浅丘ルリ子、菅井一郎、中田博久、金子信雄、楠侑子、岡田真澄、内田良平
ふらりとやって来てはふらりと去るヒーロー・野村浩次の活躍を描いた小林旭主演の“流れ者”シリーズ第三作。夏の宇和島を舞台に、闘牛試合を絡ませた熱い死闘が展開する。宍戸錠演じる殺し屋“坊主の政”の存在感もたっぷり。
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俺の故郷は大西部
2.20[日]― 2.26[土]
1960年(S35)/カラー/63分
■監督:西河克己/脚本:山崎巌/原作:野村耕三/撮影:伊佐山三郎/美術:佐谷晃能 ■出演:和田浩治、清水まゆみ、東野英治郎、近藤宏、杉山俊夫、E・H・エリック、浜村純、殿山泰司
和田浩治がワイアット・アープの子孫を演じるという奇想天外なコメディ・アクション。これ以上馬鹿馬鹿しくなり得ないというほどの西部劇パロディの珍作だが、日活アクションのコメディ性を集約してみせた点で無視はできない作品。
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紅の拳銃
2.23[水]― 3.1[火]
1961年(S36)/カラー/86分
■監督:牛原陽一/脚本:松浦健郎/原作:田村泰次郎/撮影:姫田真佐久/美術:木村威夫 ■出演:赤木圭一郎、笹森礼子、垂水悟郎、小沢栄太郎小沢昭一、草薙幸二郎、藤村有弘、白木マリ
いわずと知れた赤木圭一郎の最後の映画。拳銃使いに拾われた戦争孤児が、一人前の殺し屋に育て上げられる過程を端正に描く。恋人役の笹森礼子は盲目。彼女が列車の通路で赤木とすれちがうラストシーンの哀切が素晴らしい。
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