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トップページ スケジュール ラピュタ阿佐ヶ谷 |
暴れん坊森の石松 1959年 宝塚映画 白黒 ■製作:滝村和男、杉原貞雄/監督:佐伯幸三/脚本:芝野文雄/音楽:広瀬健次郎/美術:鳥居塚誠一/録音:鴛海晄次/照明:下村一夫 ■出演:フランキー堺、加東大介、柳家金語楼、安西郷子 「三の字には気をつけろ。そう言われた作品のひとつ」 当時、川島雄三・佐伯幸三・岡崎宏三の三の字トリオは、金も時間もかかるから気をつけろ、と言われていた。本作はその二人がコンビを組んだ作品。フランキー堺が森の石松を演じ、鶴田浩二、加東大介ら名優が脇を固め、娯楽映画として徹底的に楽しめる。 |
鞍馬天狗 御用盗異変 1956年 宝塚映画 白黒 ■製作:竹井諒/監督:並木鏡太郎/脚本:鏡二郎/原作:大佛次郎音楽:渡辺浦人/美術:河西三郎/録音:高木梅之助/照明:丹羽準■出演:嵐寛寿郎、沖諒太郎、扇千景、平田昭彦、雅章子、佐々木孝丸 「本物の鞍馬天狗に会えた。彼の立ち回りは見事ですよ」 大佛次郎原作、嵐寛寿郎の当たり役である鞍馬天狗シリーズのひとつ。岡崎はこの作品の他に「疾風!鞍馬天狗」も撮影しているが、これを最後に嵐寛寿郎は鞍馬天狗を引退。キレのある立ち回りなど、本物の鞍馬天狗の魅力全開の作品。 |
底抜け忍術合戦 1958年 宝塚映画 白黒 ■製作:山本紫朗/監督:斎藤寅次郎/脚本:中田竜雄、淀橋太郎、蓮池義雄/原作:小野田勇/音楽:中元清純/美術:内田昭一 ■出演:三木のり平、ト二ー谷、環三千世、八波むと志、益田キートン 「台本通りではない、即興的なおもしろさがある」 斉藤監督といえばやっぱり喜劇。発想豊かな監督で、突然おもいつきでものを言ったりする。主役は三木のり平で、これまで脇役ばかりだっただけに、はりきった芝居をみせている。脇を固める俳優もトニー谷、八波むと志、益田キートンなどコメディアンが勢揃い。 |
丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる 1989年 学習研究社=丹波企画 97分 カラー ■総指揮:古岡秀人/製作:吉岡滉 丹波哲郎/総監督:丹波哲郎/監督:石田照/脚本:丹波哲郎、溝田佳奈 ■出演:丹波義隆、エブリン・ブリンクリー、岡安由美子、若山富三郎、丹波哲郎 「この映画をみたら絶対に天国に行けます」 岡崎が個人的に親しくしているという俳優・丹波哲郎から、「昨日大霊界から帰ってきたから映画を一本撮らないか」と言われ、撮影することになった作品。当時はCGなどないため、岡崎の元助手であった合成技師と協力しあって、うまく大霊界を表現している。 |
喜劇 陽気な未亡人 1964年 東京映画 98分 カラー ■製作:佐藤一郎、金原文雄/監督:豊田四郎/脚本:八住利雄/音楽:團伊玖磨/美術:伊藤憙朔 ■出演:フランキー堺、新珠三千代、望月優子、岸田今日子、水谷良重、淡島千景、中尾ミエ、坂本九 「昔はCGなんてなかったから、幽霊を撮るのも大変だった」 未亡人が明るくたくましく生きる姿を豊田四郎監督が描く。フランキー堺は、直前まで演じていた役者たちの音声をたよりに幽霊を演じた。幽霊の撮影には、当時岡崎だけが持っていた不思議な反射をするレンズを使用。フランキーは一人六役をこなす。CG不使用。 |
断崖の決闘 1961年 宝塚映画 カラー ■製作:杉原貞雄/監督:佐伯幸三/脚本:芝野文雄/音楽:真鍋理一郎/美術:加藤雅俊/録音:鴛海晄次/照明:下村一夫 ■出演:夏木陽介、水野久美、三橋達也、環三千世、淡路恵子、平田昭彦 「撮影中にトロッコから落ちて撮影中断。非常に危険な現場だった」 宝塚で当時多くつくられていたサスペンスもので、決闘シリーズのひとつ。宝塚撮影所の裏手が自衛隊の演習場と採石場だったため、撮影はその断崖で行われた。撮影中、岡崎はトロッコから転落し病院に駆け込むが、すぐに現場に戻り撮影にのぞんだ。 |